文字のイベント「Type& 2015」で探る書体の可能性

年に1度、定期的に開催されている文字のイベント「Type&(タイプアンド)」。

今年のイベントは11月20日(金)、21日(土)の2日間、東京の日本科学未来館にて開催予定となっており、10月20日(火)よりチケットの申し込みがスタートしています。

「Type&」とは

引用元:Type& 公式サイト

引用元:Type& 公式サイト

Type&は,Monotypeが日本で主催する、書体に関するセミナーやワークショップを行うイベントです。

現代では、世界中で使われているさまざまな言語と文字が、国境を越えて入り交じり使用されています。そこで書体デザインとタイポグラフィが直面している課題とはなんなのかを考え、国内外からのそうそうたる顔ぶれのゲストとともに、書体の持つ可能性を探ります。

2日間で行われる4つのトークセッションの内容は興味深いものばかり。その中からピックアップしたものをご紹介します。

11月20日(金) 13:30~ 書体視認性:MIT AgeLabとMonotypeの共同研究

スマホがすっかり浸透した今日。片手間に、少しの空いた時間を使って見られることの多いスマホでは、秒速で文字を読むという環境における書体の視認性が課題になってきます。

いかに素早く的確に情報を伝えるか、Monotypeタイプディレクター ナディン・シャヒンさんによるお話です。

11月21日(土) 16:00~ 鳥海 修 × 藤田 重信 × 小林 章

引用元:Type& 公式サイト

引用元:Type& 公式サイト

ヒラギノシリーズなどを展開している㈲字游工房の代表取締役であり書体設計士の鳥海 修さん、筑紫書体やロダンといった書体を提供しているフォントワークス株式会社の書体デザイナー藤田 重信さん、SWINGSでも何度もご紹介しているMonotypeのタイプディレクター小林 章さんによる、贅沢すぎるフリートーク。

書体デザインの過去・現在・未来について三人の考えを聞いていきます。

その他にも、ロゴの多言語化についてや、翻訳者目線と書体デザイナー目線からの英文の組み方についてのトークセッションが用意されています。

文字の世界に浸る

文字の世界にどっぷりと浸り、書体のこれからの可能性と方向性についてじっくりと考える、そんな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

2時間を予定している各トークセッションのチケットは1620円。ご興味のある方はお早めに申し込まれることをおすすめします。

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