記事作成で気を付けるべき漢字使用率について
こんにちは、エンジニアの矢野です。
私たちが運営しているメディア「Swings」では、社内のスタッフが順番に記事を作成するようにしています。記事作成の時に気を付けているポイントはいくつかありますが、特に「漢字使用率」を意識するようにしています。
漢字使用率とは
漢字使用率とは、文章中に占める漢字の割合のことを言います。その割合を調整することによって文章が与える印象や読みやすさを操作することができます。
漢字使用率が低いものの例として、カジュアルな文章や一般的なブログ記事などが挙げられます。だれでも理解しやすく、読者がストレスを感じずに読み進めることができます。
一方で、フォーマルな文章や専門性の高いものは漢字使用率が高い傾向にあります。漢字は1文字でさまざまな意味を表現できるため、適切に使用することで文章を簡潔にまとめることができます。
漢字使用率による印象の与え方
では、最適な漢字使用率とはどれくらいなのでしょうか。割合毎に、使うべきシーンや与える印象をまとめてみました。
漢字使用率:0〜20%
例文)漢字使用率とは、文章のなかにどれくらい漢字が使われているかをあらわしたものです。漢字をたくさん使ったり少なくしたりすることで、文章がどういう見られかたをするのかや、読みやすさを変えることができます。(19.19%)
活用シーン
- カジュアルな文章
- 日常的な会話やライトなトピック
- 子供向けのコンテンツやエンターテイメント
漢字使用率:20〜30%
例文)漢字使用率とは、文章中にどれくらい漢字が含まれているかを表した数値のことです。その割合を高くしたり低くしたりすることによって、文章の見られ方や読みやすさを変えることができます。(27.27%)
活用シーン
- 一般的な文章
- 一般的な記事やブログ投稿
- 理解しやすく、読者にストレスをかけない
漢字使用率:30%〜45%
例文)漢字使用率とは、文章中に占める漢字の割合のことを言います。その割合を調整することで文章が与える印象や読みやすさを操作することが可能です。(41.18%)
活用シーン
- フォーマルな文章
- 専門知識や技術的なトピック
- 高度な表現力を求められる場合
漢字使用率の重要性
漢字使用率の適切な調整により読者層に合わせたコミュニケーションが取れるので、記事の内容が理解しやすくなり、より魅力的に感じてもらえるようになります。また、記事のトーンや印象も調整できるので、効果的に情報を伝えることができます。
そのため、私たちはブログ記事を作成する前に、だれに向けて書かれているか、なにを伝えたいのか、どのような印象を与えたいのかを考え、適切な漢字の使用率を決めるようにしています。
Google Workspace Add-onsのご紹介
私たちの記事作成のフローでは、Google Docs™ に下書きを作成して、共有、添削を行なっています。そのなかで、Google Docs™ ドキュメント内で気軽に漢字使用率のチェックができないかと考え、「漢字使用率チェッカー」というアドオンを制作して公開しました。
漢字使用率チェッカーのインストールと使用方法
Google Docs™ のメニューバーの「機能拡張」>「アドオン」>「アドオンを取得」を選択します。アプリを検索から「漢字使用率」で検索すると検索結果に表示されますので、インストールします。
インストールするとGoogle Docs™ のメニューバーの「拡張機能」に「漢字使用率チェッカー」が表示されます。
「改行、スペースを含めないでチェック」または「改行、スペースを含めてチェック」で実行します。
漢字使用率の他に、総文字数と漢字数もチェックすることができます。
アドオンは簡単にインストール、アンインストールができるので、是非インストールしてみてください。
読み手に響く文章づくりのために
漢字使用率は、単なる文字の使い方以上の意味を持ちます。正しい漢字使用率を意識することで、読者に対するメッセージがより明確になり、伝えたい内容が効果的に響きます。文章の印象やトーンを調整するための重要な要素として、ぜひ意識してみてください。
私たちはブランディングファームとして、さまざまなデザイン業務に携わっています。どうぞお気軽にお問い合わせください。また、このようなアドオン、プラグインの制作や勉強会を開催し技術向上に勤しんでおります。向上心が豊かで私たちの仲間になってくれるデザイナーやディレクター、エンジニアを募集しております。我こそはと思われる方のご応募をお待ちしてます。