日本初スマートホステル「&AND HOSTEL」が福岡にオープン!
最先端のIoTデバイスを集結させたスマートホステル「&AND HOSTEL」が、8月上旬福岡市博多区にオープンします。
IoT体験型宿泊施設
&AND HOSTELは、スマートフォン事業を軸にさまざまなサービスとアプリケーションを展開するand factory株式会社と、人びとに寄り添う自然・テクノロジー・ITの分野など幅広く事業を展開する株式会社BIJが共に手掛ける、近未来のIoT空間を楽しめる体験型宿泊施設です。
個々に開発された最先端のIoTデバイスをひとつに集め、ホステル滞在中のあらゆるシーンでIoT体験をすることができます。
あらゆる滞在シーンでIoTを体験
実際にはどのようなIoTの体験ができるのでしょうか。
例えば部屋の鍵には、スマートフォンを使って施錠・解錠ができ、使用する時間と人を指定して鍵をシェアすることができる「Qrio Smart Lock」を採用。
部屋には、4K撮影された世界中の美しい景色を映し出すスマートでデジタルな窓「Atmoph Window」が。
部屋にいながら200種類以上の世界の美しい風景が映像と音で楽しめるほか、カレンダー、時計、天気といった情報も表示して教えてくれます。
街の観光には、透過式メガネ型ウェアラブル端末「SmartEyeglass」が大活躍。
目の前の風景にテキストや画像などの情報を重ねて表示するため、ハンズフリーでスマートにさまざまな情報を得ることができます。
夜は、音・光・香という3要素の組み合わせであなたを快眠へいざなうガジェット「Sleepion」が、深く心地よい眠りを演出します。
導入が予定されているIoTデバイスの一例を上げましたが、&AND HOSTELでは客室やホステル1階のダイニングカフェにて10種類ものデバイスが用意され、さまざまなシーンでIoTの体験をすることができます。
IoTビジネスモデルの創出
福岡市は国家戦略特区として「グローバル創業都市」を目指すというヴィジョンを掲げており、その施策のひとつとして、「IoT開発拠点を目指し、規制緩和に取り組んでいく」と宣言しています。
また、アジアの玄関口として訪日観光客も多く、情報発信がしやすいという面もあり、ほかの地域ではなく福岡でのオープンが決まりました。
&AND HOSTELをIoT技術開発のテストマーケティングの場として活用し、実際にデバイスを使用してもらったデータを集めることで、今後のよりよい商品開発に活かすなど、宿泊施設の概念を超えた“IoTの実証実験ブランド”として成長していくことを目指しています。
九州大学をはじめ、福岡市を拠点とする研究機関・NPO法人・企業と連携を図ることで、福岡から世界に最先端のIoT技術を発信し、IoTプラットフォームの構築や、新たなIoTビジネスモデルの創出も考えているのだそうです。
日本における最先端のIoT技術を取り入れることで、福岡の観光をスマートにサポートするこの取り組み。
“スタートアップの街”、“コーヒーの街”としても注目を集めている福岡ですが、“IoTの街”として世界に認知される日も近いかもしれませんね。
&AND HOSTEL
IoTデバイスを組み込んだ日本初のスマートホステル
福岡市博多区に2016年8月上旬オープン予定
ドミトリー 2800円〜/泊
ダブルルーム 8000円〜/泊
ツインルーム(IoTルーム) 9500円〜/泊