あなたの好奇心を刺激する鈴木康広展「近所の地球|宇宙の黒板」

現在イムズB2階のホール、イムズプラザに楽しくて不思議な空間が登場しています。

まばたきの葉

こどもたちが歓声を上げながら、落ちている無数の葉を拾い集め、次々と装置にセットしてくれます。
装置の上部からは、“開いた瞳”と“閉じた瞳”を表裏にプリントした葉が、くるくると回りながら舞い降りてくるので、まるで葉が“まばたき”しているかのように見えます。

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この参加型インスタレーション「まばたきの葉」は2005年以来、10年ぶりにイムズに再登場。

その上には「大きな空気の人」という大きな人型の物体が浮かび、ちょっとした異空間を演出しています。

地球は身近なもの

身近にあるモノや感覚、自然現象から発見したものを何かに「見立て」、作品を作り上げるアーティスト鈴木康広が、イムズをジャックして10年ぶりに福岡での個展を開催中です。

イムズ8階にある三菱地所アルティアムで展示されている今回の作品は、「近所の地球|宇宙の黒板」がテーマ。

宇宙に見立てた黒板には鈴木氏の頭の中を覗いているかのようなスケッチが所狭しと描かれ、常に接しているにも関わらず、なぜか少し遠い存在の地球が身近になるような作品たちが展示されています。

身近にある事象への小さな疑問をしっかりと見つめ、シンプルながらもちょっと不思議で楽しい様々な作品を制作されていて、その子供のようにまっすぐな感性と柔軟な発想がとても面白くて、ついついそれぞれの作品に見入ってしまいます。

“見立て”た作品たち

引用元:鈴木康広公式サイト

引用元:鈴木康広 公式サイト

中が空洞の切り株状の容器に水を張り、天井から水を滴らせて、その波紋で年輪を表現した作品、ファスナーの形を模した船“ファスナーの船”や日本の中の日本の位置を確認できる“日本列島の方位磁針”など、鈴木氏が発表したこれまでの作品を堪能できます。

“蛇口”にはなぜ蛇(ヘビ)の文字が使われているのか、というところから、公園の水道で蛇口から出る水が蛇に見える瞬間をとらえた映像作品では、公園の子供達に「水がもったいない!」と怒られながら何度も撮影をした、という親しみの湧くエピソードもありました。

イムズをジャック!

個展と同時にスタンプラリーも開催中。

B2階イムズプラザと8階アルティアムだけでなく、その2ヶ所を結ぶらせん状の16店舗に鈴木氏の作品をモチーフにしたスタンプとパラパラマンガを設置して、全部集めるとプレゼントが貰えるというもの。

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スタンプは見た時と押した時で絵柄が異なる2コママンガとなっていて、スタンプラリーも含め遊び心が散りばめられたとても楽しい展示でした。

展示は5月17日(日)まで開催中です。

この展示を見たら、日常の風景がいつもと違って見えるかもしれません。