お酒の街、福岡を満喫するなら「酒蔵開き2017」
九州のお酒と言えば“焼酎”と、思っていらっしゃる方も多いと思いますが、国税庁の清酒製造業の概要(平成27年度調査分)によると、福岡の蔵元の数は新潟、長野、福島に続き全国で4位と多く、実は日本酒の街でもあります。
そんな数々の蔵元が全国的に、1月から4月に新酒をお披露目する「酒蔵開き」。その中でも多くの蔵元が集まる久留米市城島町で行われる「第23回 城島酒蔵開き」をご紹介します。
福岡のお酒
美味しい日本酒をつくるには、いい水、いい米、優れた人の技が必要だと言われています。
福岡県は明治30年に、県内の酒造業(焼酎含む)を「重要物産」に指定し、品質の向上により人気を高め、全国へと販路を広めたそうです。
同時期に、パリ万国博覧会では入賞を果たすなど、世界的にも認められるお酒へと成長してきました。
2006年には福岡県オリジナルの酒造用米「夢一献」も誕生し、地元と密着した酒づくりを守り続けています。酒蔵の福岡への愛が感じられますね。
城島酒蔵開き
2月11日(土)〜12日(日)に行われる「城島酒蔵開き」では、9つの酒蔵を巡りながら、メイン会場で43種類のお酒を飲み比べることができます。ルートによっては、富松うなぎ屋でせいろ蒸しを楽しむこともできます。
お酒以外にもノンアルコールの甘酒や、味噌をはじめとした物産もあるようで、お酒を飲まない方も一緒に楽しむことができますね。
メイン会場には出店もあり、お祭りな空間で楽しいひと時が過ごせそうです。
オトクなチケット
西鉄電車を利用される方には、飲み比べチケットとセットになっている切符がお得なようです。
飲み比べチケットを引換所に提出すると、“お猪口”がもらえ、持ち歩き飲み比べるという粋なシステムが、とても魅力的です。
西鉄電車やJALでは割引が適応されるチケットや、ほかには宿泊パックのものなどがあり、県外から来られる方にも優しいイベントです。
会場の移動には、無料のシャトルバスがあります。歩いても9kmほどで、各酒蔵や街並みを堪能しつつ歩くのも風情があって良さそうですよ。
そのほかにも福岡各地で1月から4月にかけて酒蔵開きが行われます。日程についてはこちらをご参照ください。
第23回 城島酒蔵開き
メイン会場:町民の森(久留米市城島町楢津764)
2017.2.11(土)-12(日) 9:30~16:00
城島の酒飲みくらべチケット(お猪口付:¥600)