天然素材を海の恵みから。京都の老舗、絵具専門店生まれの「胡粉ネイル」

“多くの女性たちに、安心しておしゃれを楽しんでほしい”という想いから生まれた、爪に優しいmade in JAPANのネイル「胡粉ネイル」。
筆を使って色を塗るという同じ行為ながらいままでにはなかった、絵具専門店によるネイルについてご紹介します。

伝統と豊富な色彩

“胡粉(ごふん)”とは、ホタテの貝殻を焼いて作った白色の顔料のことです。日本画や日本人形の絵付けに用いられるそうで、人体に優しい天然素材というのが魅力です。

引用元:Ueba 公式Facebookページ

引用元:Ueba 公式Facebookページ

1751年に京都で創業を開始した日本最古の日本画用絵具専門店で知られる、上羽絵惣株式会社 取締役の石田 結実さんにより開発され、絵具で培った伝統技術の応用に、上羽絵惣の豊富な色を取り扱うという利点を活かし「胡粉ネイル」が生まれました。

石田 結実さん自身、従来のネイルが苦手だったことをきっかけに、自社商品で取り扱っている「胡粉」を使用し、おしゃれをあきらめている多くの女性に美しくなる喜びを提供する商品展開となったそうです。

引用元:上羽絵惣 公式通販サイト

引用元:上羽絵惣 公式通販サイト

豊かな海に囲まれ自然の恵みとも言える四季を持つ日本には、独特で多彩な色があり、 日本ならではの美の文化と共に受け継がれてきました。

その日本の伝統色を、創業から約260年で培った「胡粉」に関するノウハウを活かし、ネイルの美しい豊富なカラーバリエーションとして表現しています。

ネイルとして再現するのはとても難しく、初期は手洗いですぐに落ちてしまうものだったそうです。
改良を重ねる上で安全性を確保しながら持続性・利便性を持たせることに成功し、2010年に販売開始となりました。

作業はすべて手作業というこだわりよう。ネイルだけでも透明を含め40色あり、自分に合う色を探すだけでわくわくしますね。

使う人を想った提案

“天然素材で、爪に優しい”とは、一般のネイルに比べ、有機溶剤を使用していないという点が特徴です。

胡粉ネイルは発色が良く、上品な仕上がりでありながら成分の約20%が水分でできているため、水が蒸発することで乾き、1〜2分程度で仕上がってしまうそうです。

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ツンとした臭いがなく、軽い塗り心地なうえに、除光液ではなくアルコールでオフすることができるため、爪が弱い方でも安心して使用できます。
オフが楽なので洋服を着替えるように簡単に、気分や行事に合わせて塗り替えることができますね。

現在ネイルには和色、輝か、きらら、パステルの4つのシリーズがあり、それぞれのシリーズにたくさんのカラーが存在します。

引用元:上羽絵惣 公式通販サイト

引用元:上羽絵惣 公式通販サイト

さらにラベルやパッケージは女性に嬉しい、部屋に飾ったり、持ち運びたくなるようなデザインが特徴で、2015年、白いキツネをモチーフにしたレトロかわいい「白虎マーク」のラベルで、グッドデザイン賞を受賞しています。

明治時代から使われてきたこのロゴマークには、「新しい文明開化、女性の美に対する思い」を後押しする気持ちが込められているそうです。

“自分色”が見つかる

胡粉ネイルは1本¥1,300〜¥1,500というお手頃価格で公式サイトから購入ができるほか、福岡では北九州市の髪屋めろんや、博多阪急内にあるハウスオブローゼコーナーなど、取り扱い店舗がいくつかあります。

買われる際は、実際に自分の目で見て、合う色を探すのも楽しいかもしれません。
豊富な色の中から色の組み合わせを楽しんだり、オリジナルでネイルのコーディネイトをするのもいいですね。

引用元:上羽絵惣 公式通販サイト

引用元:上羽絵惣 公式通販サイト

日本の絵具専門店らしく、鶯緑や艶紅、漆黒といった一般的なネイルには見られないネーミングも見どころでとてもおもしろいです。

ネイルが苦手な方、妊娠中の方、お子さんも一緒に安心して楽しむことができる胡粉ネイル。
“自分色”を探しておしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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