福岡の産業とデザインの活性化を支える「福岡デザインアワード2016」

10月19日(水)、20日(木)の2日間、アクロス福岡 B2Fイベントホールにて「第18回 福岡デザインアワード」公開審査・応募商品展示会・表彰式が行われていました。

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今年は一体どんな商品が集まったのでしょうか。展示会・表彰式での様子をレポートします。

「デザインを問う場」

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福岡デザインアワードは、福岡県と福岡県産業デザイン協議会主催の元、毎年1回開催されているアワードです。

福岡県内の企業が製造・販売する商品の「デザインを問う場」として、市場性を有しオリジナリティの高いデザインの優れたものを表彰しています。

食品、インテリアなどジャンルを問わず、条件に該当する企業・商品であれば誰でも応募ができ、審査員に加え来場者による一般投票も行うなど間口を広く設定していることで、福岡県の産業とデザインを広く盛り上げていきたい、という思いが感じられます。

福岡の産業とデザインを広く盛り上げる

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福岡デザインアワードの開催を担当されている、福岡県商工部 新事業支援課の森田さんにお話を伺いました。

「今年で18回目の開催となりましたが、回を重ねるごとに出展者の方のレベルが上がっているのをひしひしと感じます。

各出展者が商品自体のクオリティアップや展示の工夫をする他にも、他の出展者の商品や展示を見ることで刺激を受けたり、来場されるデザイナーと企業との出会いの場としても定着してきていて、とても手応えを感じています。

アワードをきっかけに出展者同士が繋がり新たなコラボレーション商品が生まれる、という嬉しい流れもできつつあります。

福岡は全国的に見てもデザイナーの数やデザイン関連の学校の数が多い地域です。企業だけでなく消費者、学生など幅広い方へ福岡の産業やデザインについて発信し、福岡全体を盛り上げていきたいと思っています。」

今年の大賞は「博多水引」

「福岡デザインアワード2016」で大賞に輝いたのは、ながさわ結納店の「博多水引ボトルリボン」。

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ボトルを華やかに彩るだけでなく、「縁や幸せを結び留めおく」という意味を持つ水引をかけることでワインボトルがラッキーアイテムになるという、日本の実用的な工芸品である水引の新たな可能性を提案する商品です。

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博多の“粋”を表現した大胆なデザインながらひとつひとつ手作業でつくられている繊細さと、伝統の良さを現代に伝える商品という点が高く評価されました。

日本の文化を改めて見直す

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毎年出展企業や商品の傾向が様々あるそうなのですが、今年は畳や神棚・仏壇にまつわる商品が多い印象でした。

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今回大賞を受賞した水引も含め、畳や神棚・仏壇は“デザインを施す対象”であるというイメージがあまりない気がします。

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これまで長い間デザイン的にはほとんど変化をしてこなかったものたちに、デザインで新たな息吹を吹き込む…従来の日本の文化を改めて見直す段階に来ているのかもしれませんね。

これまで福岡デザインアワードで入賞した商品は、博多リバレインにある「Le Hakata/D12」でも購入することが可能です。

お近くにお立ち寄りの際は、ぜひそちらものぞいてみて下さいね。