全身で没頭!バーチャルリアリティーゲーム「The Void」
ナナです!こんにちは。
以前インタラクティブムービーについての記事でも書きましたが、私はオキュラスリフトを使ったバーチャルリアリティーのプロジェクトをアムステルダムで行っていました。映像やアニメ、ゲーム、それにまつわる機器や小道具などが大好きです。
登場人物と一緒に探検し、新しい友達を増やしていくRPGゲームに子供の頃からハマっていました。私にとってゲームはいつも「もう一つの世界」へのエスケープでした。
脳内での混乱
初めてオキュラスリフトを知った時はとても感動しました。今までよりもっとゲームに没頭できる、なんて素晴らしいデバイスなの!と。
でも実際にオキュラスリフトを装着してみると、なんだか乗り物酔いしたような感覚に陥ってしまいました。
バーチャル映像の中で自分は動き回っているのに、実際の体は静止したままなので、脳内で混乱が起きてしまうのです。取り外した後の数時間は、仮想世界とのギャップで「乗り物酔い」のような感覚が続きます。
バーチャルリアリティーと現実環境、双方をうまく連携させることはできないのでしょうか。
バーチャルテーマパーク「The Void」
アメリカで今、「The Void」というバーチャルリアリティーを楽しむテーマパークが計画されています。
The Voidでは体の動きに合わせてバーチャルリアリティーの映像が進行していくので、よりリアリティーのある、ユーザーが本当の意味で「没頭」できる世界を作ることができます。
全てが仮想世界と連動
The Voidは、アメリカのユタ州ソルトレークシティーに本社を構える企業によって、計画が発表されました。
彼らが提案するのは、「ゲームポッド」と呼ばれるバーチャルエンターテイメントセンターです。そのシステムは、プレーヤーが着用する‘backtop’(バックパックの中のラップトップ)というヘッドセット技術によって展開されます。
プレーヤーは約330平方メートルのステージ内を実際に歩き回り、ヘッドセットによって現れる仮想世界を体験します。
さらに腕の動きを認識するグローブと、振動や衝撃を感じられるベストを身につけて部屋のスケールと連動し、武器を振るって敵と戦うなど、プレーヤーはバーチャルリアリティーの世界に身体的にも没頭できることになります。
ヘッドセットには、臨場感を深く味わうことのできるバイノーラルサウンド機能も搭載されています。(バイノーラルサウンドについては、過去にお届けしたコチラの記事をご参照下さい)
2016年夏、オープン予定
今、The Voidの技術をめぐる質問が飛び交っていますが、この事例はバーチャルリアリティーから展開するひとつの例に過ぎません。
計画では、The Voidは2016年夏にオープンするそうです。こんな冒険的な仮想世界を試せる日が待ち遠しいですね!
原文はコチラ
日本語版翻訳:舘 紗也子
The Void
バーチャルリアリティーを楽しむテーマパーク
2016年夏オープン予定