とらやがデザイナーとコラボする
「“みらい”の羊羹~わくわくシェアする羊羹~」
近年、カーシェアやシェアハウス、先日ご紹介したAirbnbなど、1つのものを皆で”シェア”するサービスが増えていますが、長い棒状のものを切り分けて皆で食べる羊羹は、昔から”シェア”する食べ物でした。
そこに焦点を当て、様々な分野のデザイナーとコラボレーションした「“みらい”の羊羹」が生まれました。
“みらい”を感じる羊羹
東京ミッドタウン店ギャラリーにて「“みらい”の羊羹~わくわくシェアする羊羹~」という企画展が開催されています。
これは、室町時代後期創業という老舗の和菓子屋とらやが、10年くらい先の身近な「私のいる未来」と「起業が描く未来」を組み合わせたらどうなるかについて日々研究・発信している ifs未来研究所企画協力のもと、分野の違うデザイナー3名を招いて実現しました。
3名のデザイナーが描いた「和菓子のある暮らし」。それぞれの切り口から作られた羊羹をご紹介します。
テキスタイルのように楽しむ羊羹
日本の伝統的な染織技術から現代の先端技術までを駆使し、新しいデキスタイルづくりをおこなう
テキスタイルデザイナー 須藤 玲子による『SHIMAMOYO』。
縦横の縞模様を組み合わせたグラフィカルなデザインで、切り分けて並べると縞と縞がつながり、テキスタイルのように様々な組み合わせや模様を楽しめます。
物語を想像する羊羹
繊細なイラストと物語が人気の絵本“BROOCH”の絵や、植原 亮輔氏とともにD-BROSなどのディレクションを行う、アートディレクター渡邉 良重による『MONOGATARI』。
切り分ける場所により、百合、ウサギ、鳥、女の子など違うモチーフが登場し、思い思いの物語を想像できるデザインになっています。
華やかに皆と楽しめる羊羹
フランスに生まれ、インテリア、プロダクト、グラフィック、建築といった幅広い分野で活躍するデザイナー グエナエル ニコラによる干羊羹『SUEHIROGARI 紅白』『SUEHIROGARI 緑黒』。
棒状ではなく日本の扇を彷彿とさせる形、紅白・緑黒のバイカラーで華やかさと斬新さを併せ持っています。立食パーティーなど華やかな場にもぴったりな、一口サイズの羊羹です。
シェアする喜び
それぞれの羊羹は、違う魅力を持っていますが、そこには「わくわくシェアする」という共通の喜びが込められています。
技術やテクノロジーが発展して世の中がもっと便利になっても、誰かと美味しいものを食べる時間の特別さは、きっと変わらないですね。
“みらい”の羊羹~わくわくシェアする羊羹~
とらや 東京ミッドタウン店ギャラリー
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリアB1F
11:00~21:00 03-5413-3541
『SHIMAMOYO』『MONOGATARI』
販売期間:2015/6/27 (土) – 8/3(月) 4,320yen
『SUEHIROGARI 紅白』『SUEHIROGARI 緑黒』
販売期間:2015/6/28(日)、7/18(土)、8/1(土) 各1箱(8本入) 3,240yen
※各日各色(紅白、緑黒)10箱限定