イラストレーター Noritakeさんへの熱き想い

皆さん、こんにちは。先月からブランコでデザイナーをしている阿部 巧です。

前職はグラフィックデザイナーとして勤めていましたので、Webデザインとグラフィックデザインとの違いに戸惑うことがまだたくさんありますが、これから実践のなかで覚えていきたいと思います。

今回は、僕が大好きなイラストレーターのNoritakeさんについて紹介します。

Noritakeさんってどんな人?

Noritakeさんは大人気のイラストレーターなので、ご存知の方も多いかとは思いますが、広告、ファッション、書籍などにおいて特に海外で活躍されています。

主な作品に「秘密基地の作り方」(飛鳥新社)「えいごのもと」(NHK出版)「SELF DEFENSE」(講談社)などがあります。

また今年に入って「BRUTUS」「Tarzan」「The Forecast」といった雑誌のカバーイラストも立て続けに担当されています。ほかに文房具などのプロダクトデザインも精力的に手がけられていて、きっと皆さんも書店や雑貨店で見かけたことがあるのではないでしょうか。

描く“線”へのこだわり

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Noritakeさんの作品の特徴は、シンプルなモノクロドローイングをベースにしていて、白のなかに独特な空気感が漂っています。インパクトがありつつも自然なタッチ、ユニークさ、どこか懐かしさを感じさせるイラストに、ファンになる方も多いかと思います。

イラストの線には、基本的にサインペンと筆ペンだけが使用されているそうです。インクを使い切ったサインペンでパサパサしたタッチを描いたり、筆ペンでシュッとした味わいを出したり、線に対しては徹底したこだわりを持たれているようです。

またバランスにもすごく気をつけられています。ご本人曰く「線が一本多いだけでダメになってしまうことがあり、最低限の線だけを残して、あとは省く。そして誰かが見た時に、物足りないと思うくらいがちょうどいい。」とのことです。

そこからNortitakeさんが生み出す心地良い余白や、自然なタッチ、じわじわとインパクトのあるイラストが完成されるのだと思います。

愛してやまないグッズたち

僕が特に気に入っている作品は二つあります。

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一つめはTSUTAYAの文房具コーナーで売られていたこのペンです。ぺんてる製のサインペンに白文字で書かれた「This is a pen」。

中学生時代に英語の授業で覚えたThis is a pen、つまり「これはペンです」。

この言葉は、学校の授業以外で使う機会なんてないだろうと思っていました。ペンのことを「これはペンです」なんて言う人は世界中を探してもいないような気がしていたのですが、大人になってこんなペンに出逢いました。当たり前の一言がなぜか心に響き、思わず買ってしまいました。

なおこのペンは5色展開で、黒、赤、青、黄、緑。僕が最初に手に入れた色は黒で、次に赤、緑と続けて買いましたが、ほかの青、黄も近いうちにコレクションしたいと思っています。

僕はよくペンを買いますが、よくペンをなくしたりもします。しかしちょっとした文字やイラストが入っていることで身の回りのモノを大切に扱うようになったりもします。

Noritakeさんのイラストによって、身の回りのモノがより豊かに感じられる、イラストの力は改めてすごいなと思いました。

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二つめは「BORDER BOY」というノートです。シンプルなイラスト、じわじわくるインパクトのあるイラスト。これはもうすぐにNoritakeさんの作品だとわかります。

写真にはボーダーを着ているノートだけですが、実は全部で3種類あり、表紙に描かれた男の子や女の子の洋服がノートの中身を表しています。

僕が購入した「BORDER BOY」が罫線、「BLOCK GIRL」が方眼、そして「BLANK BOY」が無地です。Noritakeさんのアイデアとイラストで、とてもユニークなノートになっていますね。

これからもNoritakeさんに注目し、また新しい作品との出逢いを楽しみにしています。

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