福岡の新しいランドマークに!水上公園が生まれ変わる
今年7月に開催された福岡市の特区1周年記念イベント「FUKUOKA STREAM」にて、福岡市の天神地区を中心に新たな空間と雇用をつくり出すためのプロジェクト、「天神ビッグバン」構想について髙島市長がお話しされていました。
その主要な事業として、西日本鉄道株式会社が手掛ける、西中洲にある水上公園に新たな休養施設をつくる工事が、11月19日からはじまっています。
ひとびとの憩いの場に
水上公園は天神地区の東に位置する那珂川に面する公園で、永らくその利用方法については議論が交わされてきました。
今回の工事は、「SAILING PARK〜世界へ、市民とともに帆をあげて」というテーマを掲げ、イベントスペースやステージを設け、さまざまなイベントを想定し、水上公園をひとびとが集い憩う場にリニューアルするというもの。
現在発表されている整備後のイメージによると、川に三角に飛び出した水上公園独特の形状を活かしつつ、緑や木材を多用した水上に馴染む開放的な景観になりそうです。
休養施設の屋根部分は大きく開かれ、建物はガラス張りで施設内からでも水辺の景色を楽しめるデザインになっています。
JR博多駅前広場や、博多ライトアップウォーク〜博多千年煌夜なども担当している松下美紀照明設計事務所が照明デザインを担当し、夜には昼間とはまた違った景観が楽しめそうです。
魅力的なテナント
2階建ての休憩施設の1階部分には、“世界一の朝食”と称された、スクランブルエッグやリコッタチーズパンケーキなどで有名なオーストラリア発のカジュアルダイニング「bills」が、西日本初出店。
2階にはミシュランガイド福岡・佐賀 2014 特別版に掲載された、福岡市の須崎にある香港料理をベースとした人気店「星期菜 NOODLE&CHINOIS」の出店が決まっています。
どちらもジャンルは違えど、居心地の良い、ゆったりと食事を楽しめる場所となりそうです。
動き出した「天神ビッグバン」
にしてつグループが掲げる、みなの夢を集めて新しいまちを描く「まちに、夢を描こう。」というメッセージを強く感じる今回の水上公園リニューアル。
天神の東の玄関口として、ひとびとで賑わう素敵な場所になること間違いなしです。オープンは2016年7月15日(金)を予定しています。
今後10年間をかけて天神地区を変革していく「天神ビッグバン」はまだまだ動き出したばかり。水上公園を皮切りに、天神地区がこれからどう変わっていくのかとても楽しみですね!