「福岡のデザイン100」で福岡をデザイン都市へと発展
「福岡のデザイン100」は、福岡の建築、祭り、伝統工芸、広告と、あらゆる視点から福岡を感じる100のデザインをピックアップし、20世紀のデザインのアーカイブを目的に2001年にスタートしました。
NPO・FUKUOKAデザインリーグ
福岡のデザイン100は、福岡市経済振興局内に事務局をおき、デザインを活用した地域の振興活動を行う「NPO・FUKUOKAデザインリーグ」による、デザインを対象とした評価活動です。
“デザイン”を、人間の生き方、社会生活をより豊かにする活動と位置づけ、経済的視点と文化的視点から捉えることで、福岡がデザイン都市として発展していくことを目指しています。
2011年に福岡市経済振興局の協力により、新しい作品や活動を加えたWebサイト「福岡のデザイン100」が公開されました。
評価項目は5つあり、意匠的・造形的・景観的に優れたもの、福岡に親しまれ象徴的なものになったもの、先進的で時代に影響を及ぼしたもの、語り継ぎ保存すべきもの、福岡オリジナルなものと、NPO・FUKUOKAデザインリーグの人々と関連づけた独自の評価方法が面白いですね。
20世紀から21世紀へ
福岡のランドマークアクロス福岡や、福岡銀行本店、食文化ではふくやの辛子明太子といったものから、本好きが集まるブックイベントブックオカといった文化的なイベントまでデザインの視点で捉えています。
20世紀の誇るべき福岡のデザインを、未来へ語り継いでいきたいという思いでピックアップされた100のデザインたち。
例えば、建物が新しく立て替えられ姿を変えたとき、私たちは「綺麗になった」「雰囲気が変わった」と、以前のものと比較することができます。しかし1年、5年、10年…と月日が経つと以前の姿はなかなか頭に浮かんできません。
私は、そのような福岡の誇るべき文化や伝統工芸、建築などが人々の心から消えてしまわないように「福岡のデザイン100」の評価活動が生まれたのだと感じます。
デザイン都市
福岡には、何百年の歴史を持つ伝統工芸や、有名デザイナーが建築した建物、アジアとの交流文化、これら以外にも誇るべきデザインが、この先誕生するかもしれません。
福岡のデザイン100は、福岡が「福岡デザインミュージアム」と言う名のデザイン都市として発展していくことを目指し、誇るべきデザインを20世紀から21世紀へと繋げていきます。
21世紀の福岡には、どのようなデザインのモノやヒトが存在しているのでしょう。
福岡のデザイン100
福岡の誇るべき100のデザインを20世紀から21世紀へ