「絹のみち―遊(あそび)―」で身近に楽しむ絹を提案
なめらかな肌触りと輝きを持ち、高級な素材として知られている美しい生地、絹(シルク)。
「繊維の女王」と呼ばれ、かつては黄金に匹敵する価値を持つともされていました。
普段の生活の中で絹を楽しむアイディアを提案する企画展、「絹のみち―遊(あそび)―」が3月2日(水)〜3月15日(火)の期間、東京の伊勢丹新宿店、三越銀座店、ジェイアール京都伊勢丹を巡回して開催されます。
絹の日常使いを提案
「絹のみち―遊(あそび)―」は、北関東を中心とした絹関連事業者や地域等を結ぶ「絹のみち広域連携プロジェクト」の取り組みのひとつとして、スタイリストでありファッションディレクターである山口壮大さん監修の元、「遊」をテーマに絹の日常使いを提案する企画展です。
ナビゲーターにアーティストの木村カエラさんを迎え、ビジュアル、ミュージック、グッズという3つのジャンルで、普段の生活の中で絹を楽しむための遊び心溢れるアイディアを展開します。
3つのコラボレーション
ビジュアルコラボレーションでは、木村カエラさんの写真作品を通して、絹の持つ特性を活かしたさまざまな遊び方を紹介します。
ミュージックコラボレーションでは、トラックメイカー ケンモチヒデフミさんが音楽を制作。
絹が出来上がるまでの生産工程からインスパイアされた音楽をベースに、木村カエラさんが紡いだ絹にまつわる言葉たちをサンプリングし取り込むことで、蚕から絹が出来上がるまでの工程を想起させる音楽となりました。
音源には絹の産地である群馬県桐生市にある、(有)井清織物の工場にてバイノーラル録音された音も使用。
絹の生産過程から生まれた臨場感溢れる立体的なサウンドが楽しめます。
グッズコラボレーションでは、自身のツアーグッズなども精力的にデザインされている木村カエラさんデザインの絹と綿素材を用いたTシャツや、絹のスカーフを販売します。
個性的なアーティストが提案する絹
日本のものづくりを通して“未来のくらし”を提案する「KORI-SHOW project」のクリエイティブディレクターも務める山口壮大さんディレクションの元、木村カエラさんとのコラボレーションにより開催される今回の企画展。
他にも「keisuke kanda」、「spoken words project」、「yoshikazu yamagata」といった個性の尖ったブランドが参加予定の本展で、高級なものというイメージのある絹を用いて、どのような日常の中の“遊”が展開されるのか、まったく想像もつきません。
東京だけでなく京都でも開催されるため、お近くにお立ち寄りの際はぜひ足を運んでみてくださいね。
絹のみち―遊(あそび)―
2016.3.2(水)-3.8(火) 10:30-20:00 伊勢丹新宿店 本館2F
2016.3.9(水)-3.15(火) 10:30-20:00 三越銀座店 3F
2016.3.9(水)-3.15(火) 10:00-20:00 ジェイアール京都伊勢丹 5F