暮らしに寄り添う庵治石を提案する「AJI PROJECT」
日本を代表する銘石「庵治石(あじいし)」を使った生活プロダクトAJI PROJECT。現在総勢9名の産地の職人が集まり、庵治石の魅力を世界に伝えています。
庵治石とは
香川県高松市牟礼町・庵治町から産出される、世界的にも高級石材として知られる「庵治石」。日本三大花崗岩の一つであり、花崗岩のダイヤモンドとも呼ばれているほど、水晶のように硬いことが特徴です。もともと、この地域は平安時代から続く石材の町。高松市にある、八栗五剣山から産出される花崗岩は優美な光沢があり、イサムノグチも愛する銘石として親しまれていました。
石の可能性を追求したい
昔から自然の中にあり、そばにあった石を、現代においても人の近くに佇む石のかたちを考え提案しするプロジェクトとして、産地と日本の伝統技術を新しいかたちで提案する「リアルジャパンプロジェクト」がタッグを組んで、2012年よりAJI PROJECTがスタート。
産地の11名の職人が自らの手で商品開発に励み「暮らしに寄り添う庵治石」をテーマにさまざまなアイテムを生み出しています。
職人の持つ技術と新たな発想が融合
職人の持つ技術と発想から形になった作品は、涼しげでひんやりとした質感の庵治石ですが、やわらかさを感じるようなフォルムのアイテムが多いのも特徴的。手仕事のあたたかさが残るように制作されているのだといいます。
石という概念を覆すようなこのプロジェクト。これからも暮らしに馴染む、さまざまなアイテムが生み出されることでしょう。
AJI PROJECT
香川県高松市牟礼町・庵治町から産出される鉱石「庵治石」を使った生活プロダクト