福岡市内を走るロープウェイ?!「福岡スカイウェイ構想」

福岡市 高島 宗一郎市長が2017年12月5日(火)とあるセミナーにて明らかにしたのは、「福岡スカイウェイ構想」。発表されたその計画と未来への影響とは。

福岡スカイウェイ構想

ロープウェイ (イメージ)

ロープウェイ (イメージ)

JR博多駅とウォーターフロント地区(中央ふ頭、博多ふ頭)をロープウェイで結ぶ計画が「福岡スカイウェイ構想」です。現段階では、高島市長の未来予想・願望ではありますが、近い将来実現する日が来るかもしれない計画の1つです。

ウォーターフロント地区には、コンサートや国際会議、成人式など、1年を通してたくさんのイベントが開かれるマリンメッセ福岡や、輸出入を行う物流ゾーン、アジア圏を繋ぐ人流ゾーンなどがあり、多くの方々が集まります。

提供:福岡市 (博多ふ頭)

提供:福岡市 (博多ふ頭)

多くの方々が行き交う地域にもかかわらず、現在(博多駅や天神からウォーターフロント地区まで)の公共交通機関は西鉄バスのみ。そこであがる課題「交通の便の向上」のため、福岡市が取り組んでいるのがこの計画です。

地下鉄や電車ではく、上空に目を向けた新たな取り組みで、混雑時の渋滞解消や、博多駅などへ向かう交通の見直しに取り組み始めています。

提供:福岡市 (大博通り)

提供:福岡市 (大博通り)

JR博多駅からウォーターフロント地区までの距離は、直線でおよそ2km。この区間を100mほどの高さで渋滞なく移動することができるようになる日もそう遠くはないかもしれませんね。

福岡市の役割

人・環境・都市活力の調和がとれた「アジアのリーダー都市」をめざし、次のステージに飛躍するため、様々なチャレンジを一体的に推進している、チャレンジの総称「FUKUOKA NEXT」。

引用元:福岡市 公式サイト

引用元:福岡市 公式サイト

アジアとの交流で発展を続けた福岡市には、人流・交通・ビジネスにおいて、アジアと九州・日本を結びつける役割があります。このハブ機能をさらに強化させ、福岡市から九州・日本の成長に繋いでいくことが期待されています。

韓国や中国など、アジアからのクルーズ船の寄港ということもあり、国内外から多くの方が集まるウォーターフロント地区。

福岡スカイウェイ構想は、ウォーターフロント地区を天神や博多に続く、第3の集客拠点とすることを目標に取り組まれています。

提供:福岡市 (博多駅)

提供:福岡市 (博多駅)

平成27年の段階で、ディベロッパーやゼネコンなど23社より、19件の応募が寄せられており、福岡スカイウェイ構想に伴い、ウォーターフロント地区内のリニューアル化の計画も進んでいるようです。

具体的にはホテルやオフィス、商業施設やイベントスペースの設立、博多ふ頭と中央ふ頭を海上で結ぶブリッジなどユニークなものまで様々なアイデアが寄せられています。

より多くの方に福岡の魅力を知ってもらえるような、中心地と繋がる地区になりそうでとても楽しみです。福岡市民としてももっと足を運びたくなるような場所になると嬉しいですね。

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