AXIS Fontファミリーに角丸書体「AXIS Round50」が登場!
デザイン情報誌「AXIS」専用の日本語書体として開発された「AXIS Font」に、初の角丸書体「AXIS Round 50(ラウンド50)」が登場。1月19日(木)より発売が開始されています。
AXIS Fontとは
AXIS Fontは、国内外における最先端の情報を伝えるデザイン情報誌AXIS専用の日本語書体として、タイププロジェクト株式会社により開発された、クセのないモダンなサンセリフの書体です。
優れた可読性を備えながら、和文タイプと欧文タイプが混ざる文章とも相性が良く、さまざまなデザインや印刷に対応できるようウェイトも充実。
2003年の発売以降、「街で見かけたAXISフォント」というAXIS Fontの使用例を集めた公式のInstagramアカウントもあるほど、コーポレートフォントや、建物のサイン、飲食店のメニューなどさまざまな場所で活用されています。
柔らかく穏やかな印象に
AXIS Fontファミリーはじめての角丸書体となるラウンド50は、シンプルで明快なAXIS Fontの基本設計はそのままに、ストロークの角を丸くすることでより親しみやすい表現を可能にしました。
AXIS Fontのストロークの先端の半分を直径とする正円を用いて角を丸めたことから、“ラウンド50”と名付けられています。
ただ、視覚調整によりミディアムとレギュラーは55%、ライト・エクストラライト・ウルトラライトは60%というように、ウェイトごとに丸みの比率は調整されているそうです。
Type Projctのサイトにあるフォントテスターでは、好きな文章をラウンド50で表示して試すことができます。
記号類もひとつひとつ丸くデザインされています。角が丸くなったことで、より柔らかく穏やかな印象を与えてくれますね。
より豊かな表現が可能に
ラウンド50開発の最大の理由について、タイププロジェクト株式会社 代表取締役の鈴木 功さんはこうお話されています。
「ラウンド50を開発した最大の理由は、ニュートラルな書体の性質からさまざまな分野で利用されていたAXIS Fontにも、苦手な場面があることを感じていたからにほかなりません。AXIS Fontが生長しようとしている方向を見きわめ、書体が枝葉を伸ばす手助けをしたともいえます。
ユーザーの皆さんによるAXIS Fontとラウンド50の使い分けを、楽しみにしています。」
すっきりとした印象から、建築やプロダクトの分野で使用されることの多かったAXIS Font。ラウンド50が加わったことで、素材の柔らかさを表現したい食品や衣料品などにも、豊かな表現を可能にしてくれそうですね。
7ウェイトセットはダウンロード版/CD-ROM版の2種類。Open Typeフォントにも対応しています。AXIS Font公式サイトか、Type Project オンラインショップより購入が可能です。
気になる方はぜひチェックされてみて下さいね。
AXIS Font Round50
1ウェイト(ダウンロード版のみ):20,360円(税込)
7ウェイトセット(UL/EL/L/R/M/B/H):ダウンロード版 128,300円(税込)/CD-ROM版130,400円(税込)