「マリメッコ展」で時代を超えて愛される秘密に迫る
大胆な色使いと柄が特徴的なテキスタイルと優れたデザイン性で、世界中から愛されているフィンランドのライフスタイルブランド「marimekko(マリメッコ)」。
創業65周年を迎える今年、国内初の大規模な展覧会「マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル」が、1月23日(土)〜3月27日(日)に高知県立美術館にて開催されます。
国内初の大規模展
本展は大きく3つのセクションから構成されています。
1950年代〜2000年代のマリメッコを象徴する柄のファブリックを展示する「INTRODUCTION」では、いつまでも色あせない新鮮なマリメッコデザインの魅力を楽しめます。
「TIMELINE」では、創業当時からの貴重なドレス、ファブリック、アクセサリー、食器に加えマリメッコとともに時代をつくった著名デザイナーのインタビュー映像を展示し、マリメッコの65年の歴史をたどります。
「THE ART OF DESIGN」では、マリメッコのデザインが製品化されていく過程を、ヘルシンキのマリメッコ本社にあるプリント工場の貴重な映像を交えながら、デザイナーの自筆スケッチと実際に製品化された柄を並べて展示し紹介します。
関連企画も盛りだくさん!
約2ヶ月という長い会期中には、さまざまなイベントや企画が用意されています。
マリメッコのテキスタイルデザインを2010年から担当している、カラフルで力強いドローイングが印象的なテキスタイルデザイナー鈴木 マサルさんの講演会では、作品の生まれる過程や、創作活動についての貴重なお話を聞くことができます。
日本では今年の5月公開を予定している、マリメッコの創業者アルミ・ラティアさんの波乱万丈な人生を描いた映画「ファブリックの女王」を、公開に先駆けて観ることができる上映会も開催。
そのほか、麦わらでできた多面体を組み合わせてつくるフィンランドの伝統装飾「ヒンメリ」のモビールづくりや、自分で考えたデザインを自分で調合した色で布地にプリントしオリジナルテキスタイルをつくるワークショップも開催されます。
時代を超えて愛される秘密
自然やフィンランドの伝統的なモチーフに着想を得た大胆かつカラフルで抽象的なデザインと、柄を引き立てるシンプルなカッティングの服で文化や時代を超えて愛され続けるマリメッコ。
歴代のデザインやプロダクトの制作過程に触れることで、デザインの普遍性について考えるきっかけになるかもしれません。
まだ詳しい情報は公開されていませんが、高知県立美術館を皮切りに本展は全国を巡回予定とのことなので、気になる方は続報をチェックされてみてくださいね。
マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル
高知県立美術館 高知県高知市高須353-2
2016.1.23(土)-3.27(日) ※会期中無休
9:00-17:00 ※入場は16:30まで
一般 1100円、大学生 800円、高校生以下無料