佐賀県武雄市のクリエイティブな“まち”づくり「TAKEO MABOROSHI TERMINAL」
“TAKEO MABOROSHI TERMINAL”は、佐賀県の西側に位置する「武雄市」の歴史や伝統工芸の文化、自然豊かな景観の魅力を再発見しながら、未来の世代へと伝える人々を育む、今年7月に始動した創造的なまちづくりプロジェクトです。
TAKEOとクリエイティブ
武雄市には、1300年もの歴史を持ちその効能の高さから「美人の湯」と称される武雄温泉や、スターバックスを完備した開放的でカフェのような武雄図書館など、歴史的なものから現代的なものまで魅力がたくさんあります。
TAKEO MABOROSHI TERMINALは武雄市の依頼の元、全国で民間資本により運営している“まち”を対象に、クリエイティブパワーを活用することで事業の展開を行う、株式会社まちづクリエイティブにより始まりました。
新たな賑わいを創出する地域創生プロジェクトとして、佐賀県武雄市の北部市街地エリアを中心に、歴史・文化・自然のさまざまな魅力を通して生まれる武雄市の瞬間を伝えることが目的です。
プロジェクト名“TAKEO MABOROSHI TERMINAL”には、武雄市のシンボルである楼門が「竜宮城(幻の世界)への入り口」と構想されて造られたことから“MABOROSHI”、観光の拠点であり様々な文化が融合した地「文化の港町(ターミナル)」として“TERMINAL”が取り入れられたそうです。
本プロジェクトのロゴマークは、東京駅を設計したことで知られる辰野 金吾さんにより設計された、国指定重要文化財の“楼門”をモチーフに図案化したものをベースに、TAKEO MABOROSHI TERMINALの頭文字「TMT」を用いてつくられています。
ラインのみで表現されていながら、楼門が見事に表現されています。
TMTプロジェクト
入居クリエイターを募集し、武雄市で生活しながら地場産業と共にものづくりができる環境を提供する「MABOROSHI STAY」、武雄市の自然を感じ、学び、交流するアウトドアプログラム「MABOROSHI VILLAGE」と、TAKEO MABOROSHI TERMINALはあらゆる視点で武雄市の魅力を伝える活動をしています。
とくにMABOROSHI STAYは、地元住民と歴史を受け継ぎながら新しい文化を生み出す場として“クリエイターが滞在・活動できる”環境・施設を提供する、面白い取り組みです。
クリエイターがそれぞれ発見した武雄市の魅力を自主的な活動と結びつけ、新たな価値を生み出します。それがまた、武雄市に慣れ育った人々にとって良い刺激となりますね。
これまで、劇作家や写真家、編集者と、縛りのないさまざまなジャンルの方が参加しています。
MABOROSHI STAYに興味のある方は、公式サイトの入居クリエイター募集のお知らせをご覧ください。
MABOROSHI STAYのような、クリエイティブの力でまちづくりをする取り組みが増えることで、歴史や文化に新たな価値を加え未来の世代へと伝えていくことができます。
武雄市の魅力を生かしたクリエイティブな発想と、MABOROSHI STAYで“まち”を発展させるという新しい考え方を生み出したTAKEO MABOROSHI TERMINALの今後に期待が膨らみますね。
TAKEO MABOROSHI TERMINAL
佐賀県武雄市の歴史や伝統工芸の文化、自然豊かな景観の魅力を再発見しながら、未来の世代へと伝える人々を育む、創造的なまちづくりプロジェクト