さくらのレンタルサーバでモリサワのWebフォント30書体が無料で利用可能に!
6月29日(水)、「さくらのレンタルサーバ」で株式会社モリサワのWebフォントを無料で利用できる機能がリリースされました!
Webフォントとは
Webフォントとは、サーバー上にフォントを置くことで、ユーザーの環境にないフォントでも表示できるようにする技術のこと。
Webサイトのデザインをする際、サイトの雰囲気を左右するフォントを指定してブラウザで表示させたい場合、Webフォントを導入するケースが多くあります。
しかし、Webフォント導入の際は、導入のための費用が発生したり、クライアントにWebフォントの契約をしていただく必要があるなど面倒な側面もありました。
Webフォントの詳しいメリット/デメリットについては、以前の記事「Webフォントとの上手な付き合い方」もぜひご覧ください。
プラグインで簡単に
これまでも、モリサワのWebフォントサービス「TypeSquare」はレンタルサーバー「ヘテムル」と組み、期間限定でWebフォント利用サービスを展開したことがありました。
しかし、正式なサービスとしてリリースされたのは今回が初めて。
今回スタートしたさくらレンタルサーバのサービスは、当サーバーにインストールしたWordPress上で、TypeSquareのWebフォントの中から厳選された30種類を追加料金無しで利用できるというもの。
サービス開始以降にWordPressをインストールした場合、デフォルトでモリサワのWebフォントを利用できるプラグインが同梱されています。
すでにWordPressをご利用の方は当該プラグインをインストールすれば利用可能です。
このプラグインをインストールすると、プルダウンから選択するだけで、タイトルや本文などの要素別に自由に書体を設定できるほか、記事内容に合わせて一括適用できる「フォントテーマ設定」機能などが簡単に利用できます。
より身近に使いやすく
今回提供されるWebフォント30種類の中には、リュウミン、新ゴをはじめとする人気書体のほか、「誰にでも読みやすく伝わりやすい」ことをコンセプトに開発されたユニバーサルデザインフォントも含まれています。
利用上限は月間2.5万PVまでとなっているため、中小規模のWebサイトであれば十分な範囲です。
今後は、WordPressだけに限らず、静的HTMLへの対応範囲の拡大や、PV数の多い大規模なWebサイトでも利用できるようなプランの拡充も考えているそうです。
Webフォント代がサーバー代に含まれることで企業にかぎらず個人でもWebフォント導入のハードルが下がるほか、新ゴやリュウミンは、雑誌など印刷物を中心に広く利用されている書体なので、紙媒体とWebサイトでブランドイメージの統一がしやすくなるのではないでしょうか。
サーバー側がWebフォントに対応するというのが、これからの新たなスタンダードになりそうですね。
TypeSquare Webfontsさくらのレンタルサーバ
利用料金無料 利用ドメイン数 1月間基本PV 2.5万PV(年間基本PV30万PV)まで利用可
※「さくらのレンタルサーバ」スタンダードプラン以上、「さくらのマネージドサーバ」がサービス対象