開業40周年目前!随所にこめられた天神地下街のこだわり

福岡に引っ越してきて驚いたことのひとつに、天神地下街の素敵さ、充実さがあります。

これまでは地下街というと、蛍光灯の光が白々として、寂れて寒々しいようなイメージがあり、はじめて天神地下街に足を踏み入れた時はとても衝撃を受けました。

全長が約590mあり、どこまでも長く続く天神地下街は、ヨーロッパを感じる雰囲気で、天神の街中の主要な商業施設がすべて地下でつながっているため、雨の日や寒い日にもとても重宝する画期的な場所です。

来年で40周年を迎えるという天神地下街には、実はたくさんのこだわりが詰まっていました。

地下街は“劇場”

天神地下街は全体的に少し暗く設定されています。

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それというのも、天神地下街全体を“劇場”と捉え、通路にずらりと立ち並ぶお店は“舞台”、通路は“客席”としているため、舞台であるお店が引き立つように全体の明るさを抑えているのです。

そのため、全体の雰囲気を損なうことのないよう、天神地下街に出店するテナントの内装や照明計画には、厳しくチェックが入ります。

テーマは“19世紀のヨーロッパ”

天神地下街は、鉄・煉瓦・石を基調とし、19世紀のヨーロッパの街並みをテーマにデザインされています。

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2つの通路が平行に伸びる天神地下街では西側通路が煉瓦通り、東側通路が石だたみの道と床が2種類あり、天井には唐草模様やハート模様のアルミ鋳物が施されています。

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39年前に開業した1〜6番街に20数点飾られている、ひとつひとつ絵柄も大きさも形も違うステンドグラスは、イタリアの職人に発注し取り寄せたものなんだとか。

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テナントのサインひとつに至るまで、地下街全体の雰囲気を大切にする配慮が行き届いています。

別世界へトリップ

そんな随所にこだわりを散りばめた天神地下街が、来年40周年を迎えるにあたり、トイレを大幅にリニューアルします。

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全4ヶ所のトイレを来年6月までに段階的にリニューアルしていく予定で、第1弾となる東10番街女性専用トイレが10月にオープンしました。

内装のイメージに合わせたアロマの香りや、地下にいながら時を感じることができるよう、時間帯により照明の調光が変化するなどの演出もなされています。

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4ヶ所それぞれ、ヨーロッパにまつわる著名な女性が内装のイメージモデルとなっており、どのトイレが誰をイメージしているのかを想像してみても楽しいですね。

40周年を前にパワーアップ

40周年を目前に、またパワーアップする天神地下街。トイレもテイストを合わせてリニューアルをすることで、より19世紀ヨーロッパの世界観を堪能できるのではないでしょうか。

トイレ以外にも、今回ご紹介したこだわりの数々を、ぜひご自身の目で確かめてみてくださいね。

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