着なくなった服を“染め”で生まれ変わらせる「REWEAR」プロジェクト
めまぐるしく移り変わっていく流行や、シミや色あせなどで、まだ着ることができるにも関わらず手放されてしまう服たち。
そこに少しだけ手を加え、また着られるようにリサイクルをするD&DEPARTMENTの「REWEAR」プロジェクトが今年も始まっています。
リサイクルにデザインとクリエイションを
2000年にデザイナーのナガオカケンメイさんにより創設されたD&DEPARTMENTは、「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体。
「長く続いている“もの”や“こと”」の持つ大切な本質について考えるための場所として、47都道府県に1ヶ所ずつD&DEPARTMENTという拠点をつくっています。
廃材を再利用した新しい家具づくりや、中古品の買取・販売、店頭にて回収したショッピングバッグのリユースなど、リサイクルにも積極的に取り組んでいます。
ただリサイクルをするだけでなく、そこにデザインとクリエイションを加えることで、新たな価値を生み出しているのが特徴です。
「染め」によるリサイクルプロジェクト
REWEARも、D&DEPARTMENTが行うリサイクル活動のうちのひとつ。
日本にファストファッションが浸透して以降、以前にも増してファッションの消費のサイクルや廃棄が社会問題となっています。
そこにロングライフデザインという考えをどのように反映させるのか、新たなチャレンジとして2014年よりREWEARプロジェクトが始まりました。
シミや色あせなどで着られなくなってしまった服、少し飽きてしまった服などが、染め直すことで再び生まれ変わります。
選べるカラーは黒、紺、シーズンカラーの3種類。今年のシーズンカラーは、「Olive Drab(オリーブドラブ)」。落ち着いた深みのあるいい色です。
現在、北海道、東京、富山、静岡、大阪、福岡、鹿児島、沖縄という全国8ヶ所のD&DEPARTMENTの店頭にて、“REWEAR”したい服を9月25日(日)まで受付けています。
染め直した服の引き渡しは12月上旬の予定。
捨てるはずのものに少し手を加えるだけで、ものを大切にするという行為を改めて見つめ直し、染めの仕上がりにわくわくし、馴染みのある服を新鮮な気持ちで着るという様々な体験ができる、REWEARはそんな素敵なプロジェクトです。
染色に際しての注意点などを事前にサイトでご確認の上、ぜひお気軽に参加されてみてくださいね。
REWEAR 2016 AUTUMN WINTER
北海道、東京、富山、静岡、大阪、福岡、鹿児島、沖縄のD&DEPARTMENT店頭にて9.25(日)まで受付
カラー:黒、紺、シーズンカラー(Olive drab)
引渡し日:12月上旬
料金:3,780円〜6,480円(税込) ※アイテムにより異なる