万年筆「エラボー」による美しすぎるカリグラフィー
”カリグラフィー”とは、ペンやそれに類する道具を用いて文字を美しく見せるための手法のこと。一般に”西洋書道”とも呼ばれています。
昔は記録媒体として使用されていた洋皮紙が高価なため、記録を残す際に1枚の紙になるべく多くの文字を、そしてより美しい表現を、と試行錯誤された末に生まれました。今日の活版印刷にも大きな影響を与えており、よく見かける印刷物の章の始まりの1文字だけ大きくなるデザインはカリグラフィーの手法を用いたものなんだそう。
カリグラフィーにより生まれたフォントも数多く存在します。あのジョブズもその美しさ・繊細さに魅せられカリグラフィーを学び、そのお陰でMacintoshは世界で初めて美しい活字を扱えるパソコンになったんだとか。
そんなカリグラフィーの魅力を堪能できる動画があります。
紙とペン先の擦れる音、紙に滲みだすインク、滑らかなライン…。いつまででも見ていたくなる美しい映像に吸い込まれてください。
この動画は万年筆の「ナミキ・ファルコン」の性能を紹介するものですが、その美しさに世界中から感嘆のコメントが寄せられています。ナミキ・ファルコンとはパイロットと全国万年筆専門店会とが共同開発した万年筆 「エラボー」の輸出版の名前なんだそう。
エラボーは日本語特有の「とめ・はね・はらい」を意識しペン先に14K合金を使用。柔らかく弾力性のあるペン先で、ソフトタッチでありながらもコシのある独特の書き味を実現しています。
しかしこの動画に使用されている万年筆はペン先を柔らかくカスタムした特別なものだそうで、この動画と全く同じものが買えるわけではないという点はご注意を。
もっと見たい方はPart2もどうぞ。
via entermeus