3Dジオラマ「3D Print Maps」が世界の都市をアートにする

3Dプリンタを用いて日本の都市を再現した3Dジオラマ「3D Print Maps」の販売が、2月22日(月)よりスタートしました。

アートとしての3Dジオラマ

引用元:株式会社アイジェット 公式サイト

引用元:株式会社アイジェット 公式サイト

3D Print Mapsは建物の形状や質感、道路の交通標識や路面ペイント、建物の陰や高架下といった航空写真では確認できない場所に至るまで、歩行者やドライバーの視点からみたリアルな街を忠実に再現しています。

これは日本最大手の地図制作会社である株式会社ゼンリンが提供する「3D都市モデルデータ」を活用して、株式会社アイジェットが3Dジオラマとして3Dプリンタで出力したもの。

3Dテクノロジーを身近なものに

メイカーズブームが起こる少し前の2009年に、3Dプリントがつくりだす未来に可能性を見出し創業した株式会社アイジェット。

「3Dスキャンや3Dデータ、3Dプリントを、もっともっと身近に。簡単に。」という理念を掲げ、3Dテクノロジーに特化したサービスを提供しています。

引用元:株式会社アイジェット 公式サイト

引用元:株式会社アイジェット 公式サイト

3D Print Mapsの素材は、石膏パウダーをベースに3Dプリントし、そこに特殊な樹脂を浸し含ませ硬化させた後、樹脂塗膜で表面をコーティングし仕上げてつくられています。

同社が3Dプリントの感動を伝えるためにこだわっているのは、徹底した仕上げ加工。建物の色やそこにある木々もしっかり感じる、自分だけのジオラマの世界が広がります。

引用元:株式会社アイジェット 公式サイト

引用元:株式会社アイジェット 公式サイト

額縁フレームに入っていることも手伝って、ジオラマではなく立派なアート作品となっています。フレームはお部屋に合わせて5色から選ぶことができます。

国内外の都市をアートに

現在商品化されているのは、港区東京タワー周辺、神宮球場周辺、広島城・原爆ドーム周辺の3つのエリア。

今後、東京駅、雷門、京都駅、博多駅、道頓堀といった日本各地の都市から、ベルリン、ニューヨークといった世界の都市までエリアを順次拡大していくそうです。

現在対応している以外のエリアについてや、縮尺のカスタマイズについても個別オーダーとして受付販売していくとのこと。

ジオラマは自分でつくるとなるとハードルが高いので、これだけ精巧につくられたジオラマを購入することができるというのは嬉しいですね。

お値段は少々張りますが、ご自宅でのインテリアに検討されてみてはいかがでしょうか。

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