1日で家が建つ!ロシア企業「Apis Cor」の期待高まる3Dプリント技術

今年2月、ロシア連邦国の首都モスクワに、世界で初めて製作期間1日の3Dプリント技術でできた家が完成しました。

技術と思い

建物を印刷できる建築用3Dプリンターを開発したのは、ロシア企業の「Apis Cor」。家を買うことができない家族に、環境に優しく手頃な価格の家を提供するために開発されました。

コンパクトに分解してトラックで運べ、1時間で組み立てができるので、設置してしまえば人件費もかかることがありません。

引用元:Apis Cor 公式サイト

引用元:Apis Cor 公式サイト

今回つくられた家の床面積は38㎡、建築費用は約115万円と、1ルームサイズと言えど驚くほどの低価格です。3Dプリンターならではの立体構造のため、一般的な工法に比べるとかなりの資材量を削減できるのだとか。

製作期間はたったの1日。短期間で完成するので、家だけにとどまらず、災害時の仮設住宅としての活用も期待されています。

3Dプリンター

3Dプリンターは、CGデータを必要とするものから、紙に描かれたイラストからスキャンできるものへと仕様が容易になり、近年では紫外線による光造形法で低価格化が進むなど、身近な存在になりつつあります。

以前ご紹介した、手軽な価格の「101ero」や、液体の中に描く「PRINT A DRINK」のほかに、福岡で3Dプリント体験ができる「ロボスクエア」や、「ヨカラボ天神」など、すでに街中や自宅で3Dプリンターを使うことができる時代になっています。

引用元:Apis Cor 公式サイト

引用元:Apis Cor 公式サイト

それらはいずれも小物・雑貨の制作が主で、今回つくられたApis Corの「家をまるごと」といった規模の大きなものは、世界初の試みです。

3Dプリント技術の期待

Apis Corの技術によりつくられた家は、木やコンクリートでつくられた家とは違い、新しい味わいや感覚を与えてくれます。

素材にはジオポリマーというものが使われており、セメントに比べ70%の二酸化炭素が削減できることや、強度向上を可能にした素材として注目されています。

環境にも優しいうえに、個人的にはApis Corのつくった家がとても可愛らしくて、自慢したくなるデザインだと感じました。

引用元:Apis Cor 公式サイト

引用元:Apis Cor 公式サイト

制作費用が安く制作期間も短いですが、見たところ別荘のような、高級ホテルの1室のような感じがして嬉しいギャップが満載ですね。

一般住宅として、仮設住宅として、ちょっとした別荘として、あらゆる面での活躍が期待されており、3Dプリント技術でつくられた家が身近なものになる日も、そう遠くはないかもしれませんね。