「100 Years of Wedding Dresses」で振り返るウェディングドレスの歴史
最近は芸能界でも結婚の話題が多いですね。
特に福山雅治さんと吹石一恵さんの結婚報道があった日は、弊社でもその話題で盛り上がりました。
結婚式に欠かせないウェディングドレスにはどんな歴史があるのでしょうか。
白だけじゃないウェディングドレス
ローマ帝国の時代、ヨーロッパにキリスト教が普及すると、結婚式は教会で行われるようになり、王族や貴族が婚礼儀礼用に着用した衣装がウェディングドレスのはじまりと言われています。
中世では青・赤・緑の絹やベルベットの布地に金や銀の糸で刺繍をほどこした豪華なドレスが着られ、16世紀末には黒や暗い色のウェディングドレスが、1900年頃には黒のドレスに白いベールというスタイルが流行るなど、白だけでなくさまざまな色のものが着られていたようです。
清純さをあらわす白いドレスは、17世紀末ころすでにありましたが、19世紀のヴィクトリア女王が婚礼時に着ていた白いウェディングドレスに白いベールというスタイルをきっかけに、急速に普及しました。
100年の歴史を振り返る3分
海外サイトMODEが展開するコンテンツ、ファッションの100年の歴史を3分で振り返る「100 Years of Fashion」シリーズの中で、白いウェディングドレスの100年の歴史を振り返る映像が公開されています。
ドレス自体のシルエットや、メイクや小物といった全体の雰囲気など年代別に違いがあり、その中からいくつかをご紹介します。
映画「華麗なるギャツビー」の公開時も劇中のファッションが話題となった1920年代のドレスは、華やかさと上品さを兼ね備えたスタイル。
Twiggyがファッションアイコンとして活躍した1960年代のスタイルには、頭にはリボン、リップの色は発色の良いピンクというガーリーでポップな要素が入っています。
クラシカルな10年代と派手な80年代の違いは歴然です。
時代を映す鏡
ファッションだけに限らず、その時代に生きた人がどんな価値観を持ち、どんな生活をしていたのか、デザインをみると、そのものが生まれた時代の背景が随所にあらわれています。
時にはそういった視点からデザインについて考えてみると、新たな発見があるかもしれませんね。