好みの形にDIY!1000年以上の歴史を持つ「因州和紙」のピアスキット

人々の生活の中で、和紙は書くための紙だけではなく、素材として衣服や家具、建具、玩具となって多様に使われていました。

「和紙の魅力をもっと知ってほしい」という思いから生まれた“じぶんでつくる和紙ピアスキット<Kamikazari>”。鳥取県でゲストハウスの運営や、デザイン企画・プロデュースなどを手がける「合同会社 うかぶLLC」が2014年に制作したプロダクトです。

廃棄されるものに新しい価値を

引用元:Ukabu Online Shop

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「合同会社 うかぶLLC」の代表を務める三宅 航太郎さんと蛇谷 りえさんは、縁もゆかりもない鳥取県に移住し、そこで活動する中で因州和紙に出会います。因州和紙は、1000年以上もの歴史を持つ伝統工芸品。だからこそ品質検査が非常に厳しく、ほんのすこしの破損や基準に満たないものは廃棄されるという現実を目の当たりにしました。そこで、和紙の新たな使い道として自分でつくれるこのピアスキットの商品化を考えたんだそう。

遊び心溢れるユニークなキット

引用元:Ukabu Online Shop

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キットの種類は「楮(こうぞ)」「三椏(みつまた)」「雁皮(がんぴ)」の3種類。和紙の原料によって変わる色や質感の違いを楽しむことができます。1セットの内容は、丸くくり抜かれた因州和紙が3シート(1シート12片)と、真鍮素材のピアスフックと丸カン。製品として販売できない手漉き和紙を買い取り、印刷用プレス機で型を抜いて制作されています。

引用元:Ukabu Online Shop

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作り方は簡単。付属の丸カンに和紙を通してオリジナルのピアスを完成させます。重ねたり、シワをつけてクシュッとさせてみたり、折り曲げてみたり…左右で異なるデザインのものを作ってみてもいいかもしれません。天然素材を使って手漉きで作られていることから、ある程度の強度があるのもうれしいポイントです。

書くための紙だけではない、新たな価値を見出した“じぶんでつくる和紙ピアスキット<Kamikazari>”。和紙をより身近に感じ、日本ならではの繊細で丁寧な手仕事の素晴らしさを知るきっかけになるはずです。

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