波佐見焼と博多曲物の美しすぎるコラボレーション「Haori Cup」
世界に広がる日本の伝統工芸商品として注目されている「Haori Cup」。
これは、伝統工芸である波佐見焼と博多曲物がセットになったカップで、機能性を持ち、日常使いできるデザインの工芸製品です。
“今風”伝統工芸
先月開催された「福岡デザインアワード2016」で、Makuake賞を受賞した「Haori Cup」。
伝統工芸品ながら、一見するとそうは見えないスタイリッシュな外見が生み出す“意外性”と、日本の伝統工芸品を世界に広めていく際の“先行事例になりうる点”が評価されたそうです。
すでに日本の伝統工芸を世界に広げるため、クラウドファウンティングサイトKickstarterにて、118,310ドルという目標金額の10倍以上もの資金を集めています。
Haori Cupの発案者は、日本茶を愛する奈須田 友也さん。
金沢美術工芸大学を卒業し、家電メーカーを経て、2014年より「TOMOYA NASUDA DESIGN」としてジャンルを問わないものづくりに関わる活動をしています。
奈須田さんが手掛けたワードロープや、コートハンガーは、木質感を活かしたシンプルでスタイリッシュなデザインが特徴です。
波佐見焼 + 博多曲物
Haori Cupは、日本の羽織をイメージしたカップを包み込むようなホルダーと、五右衛門風呂のような丸みをもった形のカップのセット商品で、「Haori Cup 公式サイト」で販売されています。
カップ本体は「形にはまった技法がない」と言われ、時代に合ったものをつくることができる長崎県の伝統工芸“波佐見焼”でできています。
White、Brown、Light Green、Pinkの4種類があり、それぞれに日本酒、カフェ、緑茶、桜をイメージしてつくられているそうです。自分専用のこだわりの色を持ってみるのもいですね。
カップホルダーは、1mmの薄さでスライスした木が使われています。福岡県の伝統工芸“博多曲物”の技術を駆使し、紙ではない木のぬくもりを感じられるカップホルダーに仕上がっています。
Haori Cupの由来である「羽織」をイメージしたカップホルダーで、羽織に印されている家紋のようにカップホルダーに紋を入れることができます。
「麻の葉、千鳥格子、毘沙門亀甲、エ霞、組亀甲、青海波、七宝繋ぎ、水引き」この日本の伝統的な紋の中から1つ、もしくは漢字の「羽織」をあしらうことができます。
カップに羽織を羽織らせるというほっこりする発想、さらに紋を入れられるという特別感がまたうれしいですね。
カップにぴったりサイズの杉でできた「蓋」も、10ドルで付けることができます。
近年の伝統工芸
最近、伝統工芸が時代に合わせたものへと変化しているのをよく見ますが、県を超えた伝統工芸のコラボレーションは初めてみました。
Haori Cupを知ったことで、世界から見ると「県」ではなく「日本」であって、made in JAPANが世界で認められるのは、日本の技術が素晴らしいものだからだと感じました。
Haori Cupは、世界に広めることを想定した商品のため、サイトはすべて英語で、金額もドル表記となっています。(税金・送料別)
Haori Cupのような新しい発想で、日本の素晴らしさが広がると楽しいですね。
Haori Cup
Haori Cup $48.00
蓋 $10.00
(税金・送料別)