タイポグラフィの魅力を伝える金沢の古書店&ギャラリー
「serif s」

2016年3月、タイポグラフィーを軸とした古書店&ギャラリー「serif s」が金沢にオープンしました。

2015年に東京・目黒の学芸大学にオープンした「BOOK AND SONS」のように、タイポグラフィーの本を中心に扱う本屋は、文字好きな人たちの間で話題となっています。

魅力を共有する場所

引用元:serif s 公式サイト

引用元:serif s 公式サイト

歴史、思想、機能美、そして見る人への気遣いなど、さまざまな役割を持って生まれたフォントたちを組み上げてつくられるタイポグラフィの美しさ。

その美しさに魅せられ、デザイン・ブランディング事業を手掛ける株式会社セイタロウデザインが美術と歴史のある金沢という街にオープンさせたのがserif sです。

“本とギャラリーでつくる、タイポグラフィのある風景”をコンセプトに、タイポグラフィの魅力をたくさんの方と共有したい、という思いが込められています。

引用元:serif s 公式サイト

引用元:serif s 公式サイト

世界各国から集められた100冊以上のタイポグラフィの本を取り扱いながら、併設されたギャラリースペースで不定期にタイポグラフィに関連する作品の展示や、活版印刷機を使用したワークショップなどが予定されています。

書籍は現在まだ閲覧のみが可能で、5月より販売がスタートするそうです。

これまでにない工夫と視点

欲しい本はインターネットで買うという人が増えている今だからこそ、本との出会い方や本屋という場のつくり方に、これまでにない工夫や視点が凝らされるようになってきたのかもしれません。

実店舗だからこその魅力を感じつつ、本との偶然の出会いやそこに流れる空気自体も楽しみたいものです。

いま本屋事情がとても盛り上がっている福岡にも、デザイン関連に特化した本屋ができることを願っています!

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