美食を備食!世界初の食べられる防災ブック「東京備食」

2016年度のグッドデザイン賞金賞を獲得した、完全東京仕様で作成された防災ブック「東京防災」。

その次の展開として、東京防災クリエイティブチームが再び集結し、楽しく美味しい備蓄を促す、食べられる防災ブック「東京備食」を創刊します。

「読みたくなる防災ブック」

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「東京防災」は、行政とクリエイターが密接に連携してつくりあげた、「読みたくなる防災ブック」として大きな話題を呼びました。

そのデザイン性の高さだけでなく、イラストや漫画など“エンターテイメント”的な要素を多く取り入れ、楽しみながら防災に必要な知識を身に着け、さらに家族で書き込むページを設けるなど“自分ごと化”する工夫が詰まっています。

外国語版、視覚障害者版を用意したこと、Web上でPDF版の無償ダウンロードできるようにしたことなど、すべての人にとって必要な情報が手元に届くように考えられた展開も含めて高く評価され、2016年度のグッドデザイン賞において金賞を受賞しました。

総合プロデューサーは株式会社電通の榊 良祐さん、デザイナーはNOSIGNERの太刀川 瑛弼さん、イラストレーターの岡村 優太さんという東京防災のクリエイティブチームが再び集結し、今回「東京備食」という新たなプロジェクトに挑戦しています。

“備蓄”に興味を持つきっかけに

大震災が起きた際、すべてのライフラインの復旧には約72時間かかるといわれています。

避難所にも限りがあるので、その72時間をのりきるため日常的に食糧の備蓄をしておくことが大切ですが、実際に備蓄を行っているのは、都民だけでみても50%ほどという現状だそうです。

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有事の際に命を繋ぐものとして大切な備蓄。その知識が広がり習慣化されるきっかけをつくるべく考えられたのが「東京備食」です。

心身ともに疲労しがちな災害時にこそ美味しいものを食べる、というのは心の安定を保つためにもとても大切なこと。

東京備食は、東京を代表する名店「賛否両論」の店主、笠原 将弘さん監修の元、1食分が主食・主菜・副菜・汁物・甘味5品目で構成され、美味しいだけでなく災害時の栄養バランスも考慮したメニューとなっています。

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防災や備蓄に関する情報をまとめた冊子と、3食分(1食5品)の備蓄食で1セットとなっており、本棚に備蓄することも可能です。大切な人へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。

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備蓄文化を根付かせる

現在東京備食は、「READYFOR」というクラウドファンディングサービスで、12月22日(木)まで先行予約を受付中。

3000円からプロジェクトの支援が可能で、支援額12000円から東京備食1セットがリターンとして付いてきます。

プロジェクトスタートから6日間で目標金額の100万円を達成するなど、注目度の高さが伺えます。

面倒というイメージや、つい後回しにしてしまいがちな備蓄に、デザインとエンターテイメント性をもたせることで、多くの人が楽しみながら学び、知識を付け、行動に移すという良い流れを生んでいます。

東京防災に続くこの東京備食をきっかけに、防災への意識や日頃から備蓄を行う文化が根付いていくといいですね。