紙のように自由自在に形を変える錫のお皿「すずがみ」

“紙のように薄い錫(すず)”という意味から名付けられた「すずがみ」。錫は金属でありながら、無理に力を入れなくても自由自在に曲げることができる不思議な素材です。

職人技が光る一品

富山の伝統工芸・高岡銅器をつくる技術を用いて製作されている「すずがみ」。

手にした誰もが「本当に金属?」と思わずにはいられない、見た目からは想像がつかないそのやわらかさ。錫はもともとやわらかい素材なので、加工しやすくするために銀や銅を少し加えて硬くして使用することがほとんど。なぜなら純度100%の不純物を一切含まない錫は扱いが非常に難しく、加工にかなり高度な技術を有するからです。しかし、すずがみはそのしなやかさを保つために、純度100%の錫を使っています。何度も圧延を繰り返した後に、熟練の職人が金槌で丹念に叩くことにより、曲げ延ばしによる劣化が少ない状態に仕上げられているのだそう。

折り紙のように楽しむ

すずがみの厚さは僅か0.7mm。折り紙のように折ったり曲げたりすることができるので、のせる料理に合わせて形を変えることができます。

錫はもともと、人体に害がない素材なので古来より食器として使用されていた素材。そのうえ、熱伝導率に秀でているので、冷蔵庫に数分入れておくだけでひんやりした状態が長く続くので、サラダやお刺身、デザートにもぴったり。陶器やガラスと違い、落としても割れないのがうれしいですね。

使い方はアイデア次第

サイズは直径11cm・13cm・18cm・24cmの4サイズ展開。アイデア次第でさまざまな使い方をすることができます。アクセサリートレーや、コースターはもちろん、細いグラスを芯にしてそのまわりに巻き付けたら、おしゃれな花器にも変身。誰でもクリエイターになれちゃうのがすずがみなんです。

手から生まれる美しい模様

模様は三種類ありますが、どれも熟練の職人が一打ち一打ち金槌で叩いてつけた槌の模様です。左から、あられ・かざはな・さみだれ。すべて日本の美しい気象現象に見立てて名付けられています。

職人の技と、斬新なアイデアによって生み出された「すずがみ」。のせるものによって柔軟に形を変え、アートのような佇まいを見せます。どんなシーンにもスッと馴染んでくれるので、プレゼントにもよろこばれそうですね。

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