音楽と漫画が交差する。視覚と聴覚で楽しむ「紙巻きオルゴール漫画」

どこか懐かしさを覚えるこのフォルム。繊細な金属の音色。

穴の空いた紙を本体に差し込みハンドルをクルクルと回すことで、紙の穴の配置にそった音を奏でる「紙巻きオルゴール」です。

紙に描かれているのは…?

しかし、こちらの紙巻きオルゴール。よく見てみると…紙の帯に描かれているのは、なんと漫画ではありませんか…!
今回ご紹介するのは、漫画が描かれた専用の帯をオルゴールに通しハンドルを回すと、音に合わせてストーリーが再生されるオルゴール。その名も「紙巻きオルゴール漫画」です。

「聴く本」「読む音楽」をコンセプトに、すべての漫画と音楽の表現、創造の可能性を広げるため立ち上げられたレーベル「mieru record」と、紙巻きオルゴールアーティストの杉山 三さんによる紙巻きオルゴールを使い、若手の漫画家、イラストレーターらとコラボレーションしたのが「紙巻きオルゴール漫画」です。

漫画と穴の関係性

現在、12作家(うち1作家の作品は非売品)とのコラボレーション作品が発表されています。

注目すべきは、音を指定する穴の位置が、漫画の一部として溶け込んでいることです。時に雪のように見えたり、風のように見えたり、はたまた穴がなければ成立しないような内容になっていたりとさまざま。漫画の中で必要な“穴”がそのまま“音楽”になる…“漫画を奏でる”という現象が目の前で起こるのです。

そしてこのオルゴールの楽しみ方がもうひとつ。オルゴール本体に付属している小さなパンチを使えば、紙に穴を空けて作曲することが可能。アナログながらも、自分で作った曲をオルゴールという楽器を使ってすぐに奏でることができるんです。

アナログだけど新しい、その不思議な世界の魅力を自分の目で、耳で感じてみてはいかがでしょう。