現代アートを乗せて走行する、世界最速の美術館「GENBI SHINKANSEN」
JR東日本による、新しい東日本エリアを発見・体験できる走る美術館「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」。昨年の4月29日(金)より、今日も現代アートを乗せて運行中です。
現代アート
GENBI SHINKANSENは、JR東日本 大宮駅〜新潟駅までを結ぶ上越新幹線ルートの越後湯沢〜新潟間を走行しています。
乗車せずとも見ることができる新幹線の深い紺色のボディには、映画「さくらん」や「へルタースケルター」を手がけ、映画監督・写真家で知られる蜷川 実花さんによる、身にまとった盛大な長岡花火の写真を一面に見ることができ、とても印象的です。
列車のインテリアは車両ごとに絵画、彫刻、平面、写真、立体、映像と、さまざまなアーティストにより制作された現代アートで形作られており、「日常から開放される旅行」を体験できる列車のアート空間を演出しています。
荒神 明香さんによる立体アートは、乗り物ならではの“揺れ”とともに動く作品の新たな表情、ブライアン アルフレッドさんによる新潟をモチーフにした映像アニメーションは、車窓を見ているような感覚など、新幹線ならではのアートが味わえます。
世界最速の芸術鑑賞
GENBI SHINKANSENの「新しい東日本エリアを発見・体験」にこだわった、移動しながら現代アートを鑑賞するというユニークな演出は、アーティストのほか各ジャンルのスペシャリストにより生まれました。
広告、パッケージ、空間ディレクションなどを手がける株式会社ダイアグラム、ブランディング、イベント、オペレーションなどの事業を行うTRANSIT GENERAL OFFICE、地元の素材にこだわったスイーツを手がける株式会社 romi-unie、新潟燕三条で人気のコーヒーショップツバメコーヒーはそれぞれ、本来移動手段である鉄道にアートやカフェ、キッズスペースなどの「遊び心」をプラスすることで、発見・体験ができる新たな新幹線をプロデュースしています。
最速210kmで走行するGENBI SHINKANSENのシンボルマークは、「現美」の漢字をモチーフに、新幹線の速さ・水平移動がラインで表現されています。
新潟の旅
GENBI SHINKANSENは、土日祝日をメインに越後湯沢〜新潟間を1日3往復運行しています。興味のある方は公式サイトの運行日・時刻表をご確認ください。
JR東日本国内ツアーには、GENBI SHINKANSENの日帰り、宿泊、現地発着ツアーなどのプランがあり、GENBI SHINKANSENをメインにした旅や、ちょっとした旅行の移動時間までも楽しく有意義な時間にしてくれそうですね。
新潟の旅とともに、GENBI SHINKANSENで新感覚のアート体験をしてみてはいかがでしょうか。
GENBI SHINKANSEN
JR東日本による、新しい東日本エリアを発見・体験できる走る美術館