国内最大級のデザインコンペティション『コクヨデザインアワード2020』が募集を開始

2002年からスタートした、「コクヨデザインアワード」。商品デザインをユーザーから募集して商品化を目指す、コクヨ株式会社が主催しているコンペティションです。昨年の応募作品総数は1,289点。参加国は日本を含めて46カ国におよび、プロダクトデザインの国際コンペティションとして年々進化を遂げています。

コクヨデザインアワード2020の募集が開始

2019年7月19日よりコクヨデザインアワード2020の作品募集がスタートしました。毎年時代に合ったテーマが設定されているのですが、今回のテーマは「♡」。その読み方は敢えて設定されておらず、「♡」という記号をどのように読み、解釈するかは、応募者に委ねられています。募集対象は「働く、学ぶ、暮らしシーンで用いる文具・家具・道具全般」。応募締切は10⽉18⽇(PM12:00まで)。ぜひ「これは!」というアイデアを応募してみてはいかがでしょう。

これまで商品化された受賞作品

こちらは、「美しい暮らし」をテーマに作品を募集したコクヨデザインアワード2015で、優秀賞に選ばれた「儚く、美しく」。

「花は散るから美しい」という日本人に宿る独特の感性の表現と、糸をほどいて数字を消していくというカレンダーの斬新なアイデアが高い評価を受けました。糸を引っ張ることで、数字がほどけて消えていくこれまでにないカレンダー。1日の終わりに、または1日の始まりに、儚く過ぎゆく時を思いながら心落ち着くひとときを過ごすことができます。

商品化にあたりポイントになったのが、いかに機械化できるかということ。様々な方法を試すもなかなかうまくいかず、コクヨの担当者は縫製が盛んな群馬県桐生市に向かい、刺繍工場をまわりました。その中で出会ったのが、上糸のみで縫う「ループ刺繍」。その刺繍法を取り入れることで思い描いていた「ほどけて消える数字」を再現することができたのです。

もやもやを解決してくれる救世主

「NEXT QUALITY」をテーマに、次の時代の道具の質の提案を募集した2014年。優秀賞を受賞したのは、本当に正確な1mmを計りたいというデザイナーの情熱から生まれた「本当の定規」でした。決して大掛かりでないちょっとした発想の転換により、鮮やかに物を測る道具としての機能を究めた提案として高い評価を受けました。一般的な定規のように「太さがある線」ではなく、幾何学の定義でいうところの線=「太さがない線」で目盛りを表現。等間隔に並べた面と面との間に生まれる「境界線」で位置を示し、より正確な長さを計ることができる定規です。

縁起のいい蝶結びの輪ゴム

容易に解き、結びなおせることから、「何度あっても良い」と祝辞全般に使われる水引の蝶結び。輪ゴムにその水引の蝶結びが付くことで、物を束ねる機能にとどまらず、ちょっとした贈り物にプラスするだけで「特別感」を演出することができます。そしてそれは、何度も再利用され、人と人の間を伝播していく―そんなハッピーでエコロジーな提案が評価され、コクヨデザインアワード2013の優秀賞を受賞した「和ごむ」(受賞作品名:MIZUHIKI BAND)。

外国人観光客がちょっとしたお土産に手に取ってくれることも想定し、パッケージには英語表記を追加し、「紅」「白藍」「萌木」「桃」の、和を感じさせる4色展開に。その時の自分の気持ちや、気持ちを伝える相手に合った色を選んで使ってみてはいかがでしょう。

その姿はまるでラップ!?

当時学生だった佐々木愛さんが、勉強中に「歴史年表や計算式など、通常のノートの見開きに収まらないものを好きなだけ長く書ければいいのに」と思ったのがきっかけで生まれた「ペーパーラップノート」。食品ラップのように好きな分だけ紙を切って使える斬新なロール型ノートです。「書くという行為を既存のノートの幅に合わせて制限しなくていい」「キッチンスペースにもノートの可能性が生まれた」と審査員に評価され、2011年のコクヨ賞を受賞しました。「Campusノート」の紙が使用されているので、デザインはもちろん、書き心地も抜群ですよ。

 

あなたのアイデアが商品化されるチャンス。詳細はこちらで確認することができるので、ぜひ応募してみてはいかがでしょう。