コペンハーゲンに新オフィスを構えた「KINFOLK」

いまやスローライフスタイル雑誌の代名詞ともいえる「KINFOLK」。

KINFOLKがアメリカと日本のオフィスも維持しながら、デンマークのコペンハーゲンに本社機能を移動し、新たなオフィスを構えたのは2015年のこと。

KINFOLKの視点

2011年に小さな出版社から発売されたKINFOLKは、シンプルで洗練された雰囲気ながら心地良い空気感が人気を呼び、ほかの雑誌とは一線を画した良質なライフスタイルを提案する雑誌として世界各地でも人気の雑誌です。

引用元:KINFOLK  公式サイト

引用元:KINFOLK 公式サイト

KINFOLKは、英語で家族や親しい者を意味する“KINSFOLK”という古い言葉からSをとったもの。

「スモールギャザリング」をサブタイトルに掲げ、友人や家族、隣人たちとテーブルを囲み食事やアイディアをシェアして過ごすような“小さな集まりのためのガイド”という視点を大切にしています。

日本でも「ネコ・パブリッシング」より、オリジナルに忠実につくられた「KINFOLK MAGAZINE JAPAN」が発売されています。

コペンハーゲンを選んだ理由

copenhagen

コペンハーゲンはデンマークの首都。中世の趣を感じる建物と近代建築が共存する、「北欧のパリ」と称されるほど美しく魅力的な街です。

コペンハーゲンは“仕事と生活、どちらも大切にする”という「ワーク・ライフ・バランス」の考えが広く浸透していて、KINFOLKが提案するスローライフスタイルがこの街と人にフィットすることから、自然な流れでコペンハーゲンが選ばれました。

引用元:KINFOLK  公式サイト

引用元:KINFOLK 公式サイト

もともと、KINFOLKを構成するページの4分の3はロンドンやコペンハーゲン、ストックホルムで撮影などが行われていたことも後押しになりました。

生活の質についてのアイディアを模索し、それを研究するラボとしてのKINFOLK本社を置くには、この上なく素晴らしい場所なのだそうです。

さまざまなアプローチ

引用元:REFORM design biennale 2016

引用元:REFORM design biennale 2016

コペンハーゲンのオフィスにはギャラリーが併設され、週末には一般に公開しています。

最近までヨーロッパの若いデザイナー、建築家、アーティストなどによる15作品を展示した「REFORM design biennale 2016」が開催されていました。

誌面上だけでなく、さまざまなアプローチで最新のスタイルを提案し続けるKINFOLKから、今後も目が離せません。

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