息を飲むほどの透明感。「HARRYS」のガラスの世界

    専門学校やイギリスの美術大学にて6年間ガラスを学んだのちにガラス作家の道を歩み始めた、「HARRYS」デザイナーの土屋 琴さん。

    吹きガラスからバーナーワークへ

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    硝子(ガラス)・瑠璃(るり)・玻璃(はり)、などガラスの呼び方はさまざま。その中から玻璃をピックアップし、親しみやすさを込めてブランド名を「HARRYS(ハリーズ)」としました。もともとは吹きガラスの作品を制作していた土屋さんですが2009年に大怪我を負い、バーナーワークに移行。以後、独学で技術を習得し作品をつくり続けているのだそう。

    儚さの中に感じる力強さ

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    土屋さんの作品は、自然の美しさをそのままガラスに落とし込み、儚くもどこか生命の力強さを感じるようなデザインが魅力。そのデザインの原点について「ある日偶然見つけた葉脈だけになった植物。生を失ってもなお、美しさを放つ姿に心を打たれました。動植物、自然界の美しさからインスピレーションを受け、制作をしております」と、土屋さんはいいます。

    フィンランドの伝統との融合

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    そしてこちらは細いガラス管を組み立てて制作された、フィンランド伝統の藁でできた装飾品“ヒンメリ”。部屋を薄暗くして、「ヒンメリ」が織り成す光と陰の移ろいをずっと見ていたくなるような逸品です。「ガラスの色々な可能性をみなさんに知っていただきたいという思いで、アクセサリーをはじめ、ヒンメリやガラスペンなど、幅広い分野で制作することを心がけています」と土屋さん。

    すべての感覚が研ぎ澄まされるような「HARRYS」の作品。土屋さんの手から、どのような作品が生み出されるのか、今後の活動にも注目です。