助け合いの心で未来につなぐ地域の誇り「小石原焼」

福岡県朝倉郡東峰村に300年以上続く伝統工芸「小石原焼」。

その歴史と文化を守る“助け合いの心”を発見しました。



助け合いの心

7月上旬におきた九州北部豪雨により被害を受けた福岡県朝倉郡東峰村。

そこには300年以上続く小石原焼の窯元が50ほどありますが、九州北部豪雨によりこれまで通りの経営をすることは難しい状況になりました。

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福島県西白河郡西郷村で「大堀相馬焼 松永窯」を経営する、松永 武士さんは自身の店舗にて小石原焼の販売(期間限定)を開始しました。

引用元:松永陶器店 公式サイト

引用元:松永陶器店 公式サイト

器の特徴(福島)http://soma-yaki.com/

東峰村の“誇り”小石原焼

「用の美」を確立した小石原焼は、●が特徴で

窯元によって異なった技法で表現される模様は、どれも美しくてどこかあたたかく、素焼きをせずに焼き上げた器からは土の力強さが感じられます。

東峰ムラガールズの上野 恵梨奈さんを通じて東峰村を訪問し、小石原焼の窯元 鶴見窯圭秀窯マルワ窯やままる窯マルダイ窯カネハ窯を繋いでいただいたのだそう。

自身の経験

松永さん自身、2011年におきた東日本大震災による原発事故の問題で、窯元の強制退去を余儀なくされるという経験をされています。その後、2014年にやっとの事で福島県双葉郡浪江町(以前の窯元)から100km離れた西白河郡西郷村に窯元を再建ました。

過去の「たくさんの窯元さんに支えてもらった」という経験の中で、次は支える側に廻ろうとこのようなこ行動に出ました。

松永窯での販売の様子

松永窯での販売の様子

小石原焼との出会いは、勉強のため全国の工芸産地を訪れていた際に

全国の産地も大堀相馬焼と同じように販路先がなかったり後継者がいないなどの悩みに直面していました。大堀相馬焼 松永窯は震災以後、販路がなくなってしまったため、これまでインターネットでの販売・広報宣伝を若い人が中心となって実施しています。そのやり方を他の工芸に活かせたらという想いで「縁器屋」という屋号を立ち上げました。

楽天:https://item.rakuten.co.jp/engi-ya/c/0000000193/
プレスリリース:https://www.atpress.ne.jp/news/133468

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