瓦の新しい楽しみ方を提案するブランド「icci KAWARA PRODUCTS」瓦の新しい楽しみ方を提案するブランド「icci KAWARA PRODUCTS」

2016年6月、山梨県笛吹市の老舗瓦メーカー・一ノ瀬瓦工業
一ノ瀬 靖博さんが手がけるブランド「icci KAWARA PRODUCTS」がスタートしました。

そもそも瓦とは…?

大地の恵みである粘土を1000℃以上の炎で焼き締めることによって生まれる「瓦」。デザイン性だけではなく、炭素によって発色された美しい銀色が特徴です。22歳で家業である瓦の世界に飛び込んだ一ノ瀬さんは、瓦葺職人として屋根に上がる傍ら、瓦屋根だけではおさまりきらない瓦の美しさを少しでも多くの人に伝えていきたいという思いから、職人の技術とデザインを掛け合わせた瓦ブランド「icci KAWARA PRODUCTS」をスタートしたのです。

生活に馴染む“いぶし銀”

コンセプトは「日本のヒトカケラを屋根の上からテノヒラの上に」。風雨から建物を守るための手段ではなく、日本の伝統の美しい瓦=“kawara”を手軽に手に取ってほしいという思いが込められているのだそう。

アートディレクターとして迎えたのはアパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインなどで知られる、ハイロックさん。

「ハイロック氏を起用したことも、瓦を“kawara”という表記にしたことも、多くの日本人、特に若い世代に瓦の魅力を伝えたい思いからです。icci KAWARA PRODUCTSブランディング(商品化)では瓦=和(瓦=社寺/和風住宅=和)という漠然としたイメージを拭い去ることが最初の壁だと考えました。アートディレクターを起用するという発想自体も、「瓦屋が瓦の良さを伝える」当たり前でつまらない要素を取り払うためで、なるべく和から離れている人でファッションやインテリアに精通している人、というのが条件でした。ハイロック氏は日本のファッションブームを牽引したブランドにおいて、第一線で活躍されていた方であり、現在もファッション以外に、ガジェットなどあらゆるモノに精通している方です。「最先端」×「伝統」という角度から1400年の歴史ある瓦を捉え、瓦のイメージをkawaraに変えて提案し、逆にユーザーにkawara=瓦に変換してもらう。そういうイメージのもと、ハイロック氏にはブランド運営にご協力頂いています」と、一ノ瀬さんはいいます。

瓦を生活に溶け込ませ、実用性の高いものを…と考える一ノ瀬さんと、ハイロックさんの斬新でユニークなアイデアが交錯し、icciのプロダクトは生まれています。

実際にicciのプロダクトを見てみると、2人の発想がほどよく調和していることを感じることができます。ドルマークやバナナの形をしたオブジェなどアート要素の強いものから、ライフスタイルに溶け込む実用性の高いアイテムまでそろう、とてもユニークなラインナップ。

瓦の銀色と、日本古来のデザインである家紋がマッチしたコースターは、デザートやお茶菓子をのせるのにもぴったり。一見クールな表情ですが、どこか温かみを感じる味わい深い仕上がりに。横長のサイズ感が斬新なプレートは、実はトレイ。外壁の幅や角度をミリ単位でデザインされ、置くものを美しく引き立てる“究極のトレイ”が完成しました。

置く場所・入れるものを選ばないシンプルなボウルは、寝室でデフューザーを入れるのにもぴったり。これなら、パッケージをすっぽり包み込んでしまうので、デザインに左右されることなく、お気に入りの香りを楽しむことができます。

もちろん、コーヒーシュガー、コインやアクセサリーなど、置く場所に応じてさまざまなアイテムの収納が可能です。

瓦の常識を覆す、様々なアイテムたち。日本伝統の美しい銀色は、その姿形を変えてもなお、上品な佇まいで生活にスッと馴染んでくれます。

また、「現在アメリカにおいて、日本瓦の施工を行っており、3年前にはイェール大学の日本建築プロジェクトに参加し、昨年はカリフォルニアの曹洞宗のプロジェクトに参加、今年はフロリダの日本レストラン内に江戸の町を再現するプロジェクトに参加します。本来の日本瓦の普及活動を通して、icciのプレゼンなども行っており、これから成果を出していく予定です。昨年は、取引先がNYのギフトショーに参加するにあたり、icci製品も展示に参加させて頂きました。瓦とkawaraの両面において、海外に日本の瓦文化を普及させていきたいと現在活動しています」と一ノ瀬さんが話す通り、瓦=kawaraが世界の共通語になる日もそう遠くはないのかもしれません。

2016年6月、山梨県笛吹市の老舗瓦メーカー・一ノ瀬瓦工業の一ノ瀬靖博さんが手がけるブランド「icci KAWARA PRODUCTS」がスタートしました。

そもそも瓦とは…?

大地の恵みである粘土を1000℃以上の炎で焼き締めることによって生まれる「瓦」。デザイン性だけではなく、炭素によって発色された美しい銀色が特徴です。22歳で家業である瓦の世界に飛び込んだ一ノ瀬さんは、瓦葺職人として屋根に上がる傍ら、瓦屋根だけではおさまりきらない瓦の美しさを少しでも多くの人に伝えていきたいという思いから、職人の技術とデザインを掛け合わせた瓦ブランド「icci KAWARA PRODUCTS」をスタートしたのです。

生活に馴染む“いぶし銀”

コンセプトは「日本のヒトカケラを屋根の上からテノヒラの上に」。風雨から建物を守るための手段ではなく、日本の伝統の美しい瓦=“kawara”を手軽に手に取ってほしいという思いが込められているのだそう。

アートディレクターとして迎えたのはアパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインなどで知られる、ハイロックさん。

「ハイロック氏を起用したことも、瓦を“kawara”という表記にしたことも、多くの日本人、特に若い世代に瓦の魅力を伝えたい思いからです。icci KAWARA PRODUCTSブランディング(商品化)では瓦=和(瓦=社寺/和風住宅=和)という漠然としたイメージを拭い去ることが最初の壁だと考えました。アートディレクターを起用するという発想自体も、「瓦屋が瓦の良さを伝える」当たり前でつまらない要素を取り払うためで、なるべく和から離れている人でファッションやインテリアに精通している人、というのが条件でした。ハイロック氏は日本のファッションブームを牽引したブランドにおいて、第一線で活躍されていた方であり、現在もファッション以外に、ガジェットなどあらゆるモノに精通している方です。「最先端」×「伝統」という角度から1400年の歴史ある瓦を捉え、瓦のイメージをkawaraに変えて提案し、逆にユーザーにkawara=瓦に変換してもらう。そういうイメージのもと、ハイロック氏にはブランド運営にご協力頂いています」と、一ノ瀬さんはいいます。

瓦を生活に溶け込ませ、実用性の高いものを…と考える一ノ瀬さんと、ハイロックさんの斬新でユニークなアイデアが交錯し、icciのプロダクトは生まれています。

実際にicciのプロダクトを見てみると、2人の発想がほどよく調和していることを感じることができます。ドルマークやバナナの形をしたオブジェなどアート要素の強いものから、ライフスタイルに溶け込む実用性の高いアイテムまでそろう、とてもユニークなラインナップ。

瓦の銀色と、日本古来のデザインである家紋がマッチしたコースターは、デザートやお茶菓子をのせるのにもぴったり。一見クールな表情ですが、どこか温かみを感じる味わい深い仕上がりに。横長のサイズ感が斬新なプレートは、実はトレイ。外壁の幅や角度をミリ単位でデザインされ、置くものを美しく引き立てる“究極のトレイ”が完成しました。

置く場所・入れるものを選ばないシンプルなボウルは、寝室でデフューザーを入れるのにもぴったり。これなら、パッケージをすっぽり包み込んでしまうので、デザインに左右されることなく、お気に入りの香りを楽しむことができます。もちろん、コーヒーシュガー、コインやアクセサリーなど、置く場所に応じてさまざまなアイテムの収納が可能です。

瓦の常識を覆す、様々なアイテムたち。日本伝統の美しい銀色は、その姿形を変えてもなお、上品な佇まいで生活にスッと馴染んでくれます。また、「現在アメリカにおいて、日本瓦の施工を行っており、3年前にはイェール大学の日本建築プロジェクトに参加し、昨年はカリフォルニアの曹洞宗のプロジェクトに参加、今年はフロリダの日本レストラン内に江戸の町を再現するプロジェクトに参加します。本来の日本瓦の普及活動を通して、icciのプレゼンなども行っており、これから成果を出していく予定です。昨年は、取引先がNYのギフトショーに参加するにあたり、icci製品も展示に参加させて頂きました。瓦とkawaraの両面において、海外に日本の瓦文化を普及させていきたいと現在活動しています」と一ノ瀬さんが話す通り、瓦=kawaraが世界の共通語になる日もそう遠くはないのかもしれません。

icci kawara PRODUCTS

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