『「ふくや」というおとぎ話』展で触れるふくやの哲学
福岡・祇園にあるD&DEPARTMENT FUKUOKA GALLERYにて、1月24日(日)〜3月22日(火)まで、“ドラマ「めんたいぴりり」から見たふくやの哲学”をテーマにした企画展、『「ふくや」というおとぎ話』が開催されています。
「めんたいぴりり」とは
“明るく太く生きた夫婦がいた。”
そんなキャッチコピーでお馴染みのテレビドラマ「めんたいぴりり」は、日本で初めて明太子をつくった「ふくや」の創業者夫婦をモデルとした、笑いあり、涙ありの生きざまを描いた感動の人間ドラマです。
2013年夏に放送され、地元福岡を中心に人気を博しました。
2015年に放送された続編とともに、日本民間放送連盟賞テレビドラマ部門優秀賞を2連続受賞という快挙を達成しています。
伝説から誕生した「めんたいぴりり」
ふくや創業者のお2人には、「みなでつくって明太子を博多の名物にしよう!」と、明太子のつくり方の特許をとることなく、知りたがる人にどんどん教えたという伝説があります。(ふくやのエピソードについては以前コチラの記事でも触れています。)
そんな伝説に感動しメガホンを取ったのは、福岡の映像制作会社KOO-KIの代表 江口 カンさん。
「明太子をつくった男 ふくや創業者・川原俊夫の人生と経営」を原案にリメイクをほどこし、人情深く人懐っこい博多の色を濃く描き出した「めんたいぴりり」が誕生しました。
地元愛にあふれた企画展
今回の企画展では、江口さんの視点から、ふくやを取材した際に感動した8つのエピソードや、ふくやの貴重なアイテムを展示。
展示パネルにiPadをかざすと、そのエピソードにちなんだドラマの映像をみることができるというKOO-KIらしい仕掛けも用意されています。
なぜふくやが博多に根付き、明太子が博多名物として愛されてきたのか、その理由を紐解く展示となっています。
ショップでは明太子をはじめとする限定商品の販売のほか、併設されたカフェでは限定メニュー「めんたいコロッケバーガー」も楽しめます。
明太子の知られざるエピソードに触れ、地元愛、明太子愛を再確認するいい機会となりそうですね。
お近くにお立ち寄りの際は是非足を運んでみてください。
「ふくや」というおとぎ話
D&DEPARTMENT FUKUOKA GALLERY
福岡市博多区博多駅前1-28-8 2F
2016.1.24(日)-3.22(火) 11:00-20:00 ※水曜定休
入場無料