一見付箋のような未来のUSB
「dataSTICKES」

近い将来USBに取って代わるデバイスとして呼び声の高い、コンピュータ表面上に貼るだけでデータ移動を可能にする「dataSTICKES」の開発がスタートしています。

嬉しい特徴

dataSTICKESは2G,8G,16G,32Gの4種類あり、一見するとステーショナリーグッズのようなシンプルなデザインです。半透明で豊富なカラーバリエーション、幾何学な模様、日本に伝わる青海波模様といったものまでさまざまな種類があり、手元に置いておくだけでもオシャレです。

引用元:dataSTICKES 公式サイト

引用元:dataSTICKES 公式サイト

dataSTICKESには、コンピュータの表面で直接的にデータの移動が可能であることとは別に、データ容量が増やせるというさらに驚きの特徴があります。

例えば、2Gと8Gの2つを重ねると容量が10Gになり、8Gと32Gを重ねると40Gというように感覚的に容量を増やすことができます。さらに、データ読み取り時にはエッジ部分が点灯するしくみも備えているそうです。

気になるしくみ

引用元:dataSTICKES 公式サイト

引用元:dataSTICKES 公式サイト

本体のdataSTICKESとは別に、コンピュータの表面に“ODTS”と呼ばれる、光学データを送るパネルを付着させます。そこに特殊な粘着素材が使われたdataSTICKESを貼付けるだけで、データの移動が可能になります。

PCに限らず、スマホや音楽機器にも対応できることを目指しているそうです。

このしくみを可能にさせたのは、非常に優れた伝熱性と導電性を持つ炭素原子シート「グラフェン」。これは将来のエレクトロニクス材料として注目されている新しいナノ単位レベルの材料です。

引用元:dataSTICKES 公式サイト

引用元:dataSTICKES 公式サイト

透明部分は、シート状のグラフェンを保護シートで挟んだ3層構造というとてもシンプルなつくりで、原子1つ分の薄さでデータの読み書き保存を可能とします。

グラフェンを使用することにより、薄いながらも柔らかく優れた強度までも併せ持ちます。

スマートを目指して

考案者は、インドを代表する世界都市の1つ、ニューデリーで工業デザインの准教授を勤めるParag Anandさん、同じくニューデリーで建築デザインと工業デザインをしているAditi Singhさんです。

これまでのUSBのように、キーボードサイドやディスプレイ裏の正確な位置に挿入することが不便だと思ったことをきっかけに、その手間を省く試みでこのアイディアが生まれたそうです。

引用元:dataSTICKES 公式サイト

引用元:dataSTICKES 公式サイト

dataSTICKESは、毎年ドイツで選定されるred dot design awardにて、アイディア段階ながら2013年にレッド・ドット賞を受賞しており、商品化されるまでの期待が高まりますね。

無限の可能性

“直接的に使う”をテーマに、思い出の写真を入れたdataSTICKESを日記に貼っておくというような、人々の日常に登場するデバイスを目指しているそうです。

引用元:dataSTICKES 公式サイト

引用元:dataSTICKES 公式サイト

日常の不便から生まれたdataSTICKESは、近い将来だれもが当たり前に使いこなしているのかもしれませんね。
ODTSとdataSTICKES本体があれば、USBケーブルやWi-Fiを使用せずにデータの移動が可能ということで、時間や場所を気にすることなく使用できます。どのような使い方ができるのか、限りない可能性がとても楽しみです。