カメラの基本を通して学ぶ、写真の醍醐味

街に出ると風景の写真を撮ったり、カフェに入ればかわいいケーキの写真を撮ったりと、スマートフォンのおかげで“写真を撮る”という行為そのものが身近になりました。

その影響なのか、“カメラ女子”と呼ばれる本格的な一眼レフを首から下げた女の子もよく見かけるようになりました。それにともない、軽くてデザインがかわいいカメラや、女の子に向けたデザインのカメラアクセサリーも増えてきたように感じます。

今回は、これから一眼レフで写真を撮りたいという方に向けて、写真を撮る際に知っておいた方がいいことについて書いていこうと思います。

カメラの設定について知る

ISO感度(露出)

引用元:Nicon 公式サイト

引用元:Nicon 公式サイト

ISO感度とはカメラに入る光の量のことです。

このISO感度を上げると写真を明るくすることができます。しかし、上げすぎると写真にノイズが入るので、シャッタースピードと絞りや被写体のことを考えて、適正な設定をしなければいけません。

ISO200くらいならノイズがほとんどない写真が撮れるのですが、それ以上あげてしまうとだんだんノイズが入ってくるようになります。

ホワイトバランス

引用元:Nicon 公式サイト

引用元:Nicon 公式サイト

ホワイトバランスは光の種類によって変化する色味を合わせるものです。

白熱灯の光で見ると少し青みがかってみえたり、太陽の光で見ると少し赤みがかって見えたりします。

照明の光や自然光に左右されず、ちゃんと適正な色に見えるように調節するのがホワイトバランスです。

シャッタースピード

引用元:Nicon 公式サイト

引用元:Nicon 公式サイト

シャッタースピードはシャッターが開いてカメラ内に光が入ってきている時間のことです。

よく暗いところで写真を撮った時にシャッターがおりるのが遅い時はありませんか?

十分な光がない時にシャッターがおりるのが遅くなります。また、長い間シャッターが開いているので手ぶれの原因にもなります。

写真にスピード感を出したい場合などはわざとシャッタースピードを遅くして被写体をぶらしたりするとこがあります。

絞り

引用元:SONY 公式サイト

引用元:SONY 公式サイト

絞りはレンズから入ってくる光の量を調節するものです。

レンズには光の量を調節するための羽のようなものがあり、それを開いたり絞ったりすることによって、カメラに取り込む光の量を調節することができます。それと同時に、開くと手前にピントが合い奥はぼかして撮ることができます。逆に絞ると広い範囲にピントが合います。

イメージとしては目で手前のものを見ると背景はぼけて見えますが、5円玉のような穴からものを見ると全体がぼけずに見えるというような感じです。

引用元:Nicon 公式サイト

引用元:Nicon 公式サイト

またこのことを被写界深度といいます。絞りを開いて撮って背景がぼけて見えることを被写界深度が浅いといい、絞りを絞って撮って奥までピントが合っていることを被写界深度が深いといいます。

被写界深度は、レンズや焦点距離によっても大きくことなりますのでポートレートを撮る時と風景を撮る時ではレンズや絞りを変える必要があります。

設定を組み合わせて写真を撮ってみる

最近InstagramやFlickrなどといった写真投稿サイトが増え、いろいろな人の写真を見る機会が増えてきました。

写真を見る機会が増えると、「これはどういう設定で撮っているんだろう?」や「こんな風に撮ってみたいな」と感じることもあると思います。

ここからは、先ほど紹介した設定を使って、少し雰囲気のいい写真の撮り方をしてみようと思います。

ホワイトバランスを調節して撮る

IMGP1548

先ほど、ホワイトバランスは照明の光に左右されないように色味を調節するものと言いました。本来の用途とは違いますが、それを逆手にとって雰囲気のいい写真に仕上げることができます。

IMGP1557

ホワイトバランスを白熱灯に設定すると、このように少し青みがかった、シャープな写真が撮れました。

IMGP1554

ホワイトバランスを曇天に設定すると、このように少しオレンジみがかった、あたたかみのある写真が撮れました。

絞りをプラスして撮る

絞りについても先ほど説明しましたが、絞りを開けると背景をぼかして撮ることができます。

IMGP1577

IMGP1566

このように、先ほどより雰囲気のある写真に仕上がりになりました。少し設定を変えてあげるだけでこんなに雰囲気が変わります。

基本的には、カメラで撮る時は適正の設定で撮影して、あとから画像編集ソフトで加工した方がいいとされています。

写真を撮りながら学ぶ

私は大学で少し写真の勉強をしていました。初めてカメラで撮った時は設定も構図もよくわからなくて、何がいい写真なのか、なんでこの写真は雰囲気がよく見えるのかもよくわかりませんでした。そんなことを考えていたら、だんだん写真を撮ることがとても難しいものと感じると同時に苦手意識を持ってしまいました。

今回、SWINGSで記事を書くにあたって、もう一度カメラの基礎を見直してみました。見直していくうちに頭で考えるより、下手でもいいのでたくさん写真を撮ってカメラに慣れることが上達する近道だと感じました。

また撮っていくうちにアイデアも膨らみ、臨機応変にカメラの設定を変えたりと知識も自然と身に付いてきます。

もちろんいろいろな人の写真を見て研究することも大事です。構図の作り方や雰囲気の出し方の参考にもなり、自分の作品の糧にもなります。同時に不思議と撮影者の視点にも慣れた気がします。それが写真の醍醐味なのではないでしょうか。

この記事を読んで、カメラに苦手意識を持っている人や興味があったけど手を出せずにいた人も、少しカメラを身近に感じていていただければ幸いです。