折り紙で作られた美しい動物アート

折り紙というとその名の通り、紙を折って何かの形を作る日本に昔からある遊びですが、折り紙で美しい動物を作るアーティストがいます。

ベトナムの折り紙アーティストHoang Tien Quyetが生み出す動物は、粘土で作られたかのような滑らかなラインと今にも動き出しそうな躍動感を持っています。

折り紙の魅力

Quyetは子どもの頃に折り紙と出逢い、平らな一枚の紙が立体の美しい動物や物に変化することに驚き、また自分のおもちゃを自分で作れることが楽しくて折り紙の魅力にハマったのだとか。

その後は独りで折り紙を作り続けていましたが、「ベトナム折り紙グループフォーラム」を見つけ、そこで折り紙への想いを同じくする沢山の友達と知り合い、そのうちの一人が教えてくれたウェットフォールディングという紙を濡らして折る技法により、彼の折り紙へのアプローチ法が変わったといいます。

紙を濡らして折るという技法

ウェットフォールディング(Wet folding)は日本の折り紙作家 吉澤章氏によって考案された、水を用いて紙を湿らせ扱いやすくする技法です。

引用元:Hoang Tien Quyet 公式サイト

引用元:Hoang Tien Quyet 公式サイト

これにより紙を曲げたまま固定する、紙を歪ませて折る、厚紙特有のシワを減らすなどが可能になり、彫刻のように滑らかな曲線を作り出せるのだそうです。

一般的な折り紙では水に濡らすとすぐに破れてしまうため、この技法を用いるときは厚い紙や繊維が長く丈夫な紙を使用します。

普通の折り紙とは違う厚い紙を使うことで、より質感や柔らかい印象が出るのですね。

個性を表現したポーズ

引用元:Hoang Tien Quyet 公式サイト

引用元:Hoang Tien Quyet 公式サイト

水面を自由に泳ぐ金魚、凛々しい雄鶏、首を傾げて子どもを気にする母ギツネなど、ウェットフォールディングを自分のものにしたQuyetはリアルな表現を追求し、彼の手から生まれる動物たちは個性的に活き活きとしています。

折り紙を作る技術はもちろん、“対象物を良く観察する”技術にも長けているのかもしれませんね。