「イチロのイーロ」が提案する生活を楽しむ家具
カラフルな化粧板を活かし、空間と人、家具と人との関係を新たに見つめなおした面白い家具を提案しているプロジェクトがあります。
化粧板メーカーが生み出す家具
「イチロのイーロ」は、名古屋に拠点を置く化粧板メーカー株式会社 伊千呂がスタートしたプロジェクト。
日常生活を自在に楽しむ“生活の道具”としての家具をつくりたい、という思いから、エスペラント語で「道具」という意味の“イーロ(ilo)”と名付け、家具づくりを始めました。
デザインプロデューサー紫牟田 伸子さんプロデュースのもと、トラフ建設設計事務所、角田 陽太さん、藤城 成貴さんといった外部のデザイナーと連携してさまざまなプロダクトを生み出しています。
新たな空間をつくりだす「コロロデスク」
デザイナーとともに1年近く実験、試作、熱い議論をくり返し生まれたのが、プロジェクト第1弾商品「コロロデスク」。
エスペラント語で「色」を表す“コローロ(korolo)”を語源に、伊千呂が得意とするカラフルなポリエステル化粧板を活かし、空間の中にまた新たな空間をつくりだす他にないデザインとなっています。
ひとりにもなれ、窓を開ければ開放的にもなれる。日常空間と家具の関係を新しい切り口から見つめなおし、家具と人との関係を新たに構築するような楽しい家具です。
アイディア次第で使い方は自由自在。自分で好きにカスタマイズやデコレーションをすることができます。
自由な発想でつくられた家具たち
その他にも、幅広いジャンルの家具が揃います。
スポンジを紐で絞りラバーコーティングした大胆な発想と力強い造形が魅力のスツール「SHIBARI」や、トートバッグにお気に入りのものを入れてお出かけする感覚で、壁にさまざまなものを飾れるブックシェルフ「TOTE」、“人のための床”をつくる床の家具「1.06フロア」など、自由な発想で新たな生活の道具を提案し続けています。
出会いと繋がりを大切にする
化粧板という商品だけにとらわれず、可能性を広げ「家具をつくりたい」という思いを形にしたイチロのイーロ。
出会いと繋がりを大切にしていた結果、プロジェクトがどんどん大きく広がっていき、外部のプロデューサー、デザイナー、プレスの方々の協力を経て、現在は日本のみならず海外まで市場を広げています。
日常を楽しくする家具を生み出していく、プロジェクトの今後が楽しみですね。
イチロのイーロ
生活の道具としての家具を提案する、化粧板メーカーが提案する家具