吉田ユニ展 “IMAGINATOMY”で人気アートディレクターの想像力の源泉に迫る

ラフォーレ原宿、三越伊勢丹、渋谷ヒカリエといった名だたる企業や、木村カエラ、Charaといった有名アーティストたちの作品を数多く手掛ける、人気アートディレクター 吉田ユニさん。

以前、弊社のデザイナーがおすすめする日本の有名デザイナーのひとりとしてもご紹介させて頂きました。

IMAGINATOMY

IMAGINATOMY

西日本で初めてとなる彼女の個展「吉田ユニ展“IMAGINATOMY”」が、現在福岡・天神イムズの三菱地所アルティアムにて開催中です。

緻密に計算されたデザイン

彼女の生み出す作品は、一度見ると忘れられない強烈なインパクト、細部まで計算しこだわりぬかれたデザイン、そしてほとんどCGを用いずアナログな手法を用いてつくられているのが特徴です。

b+ab  FALL & WINTER / 2007

b+ab FALL & WINTER / 2007

例えば、はじめてアートディレクションを手掛けた香港のファッションブランド「b+ab」のビジュアルでは、女の子の部屋を下から見上げるという不思議なアングルで注目を集めました。このビジュアルに登場している動物は全て本物なんだとか。

SOEN / 75 years of girls (w/NAM) / 2011

SOEN / 75 years of girls (w/NAM) / 2011

ファッション誌「装苑」の75周年記念企画で作られたこちらの作品は、装苑のバックナンバー1300冊を使用した巨大な作品。モデルのポートレートを1300冊分の背表紙のパーツになるように印刷し、雑誌にカバーリングしてつくられています。

本展でも再構成された作品が展示されています。

IMAGE+ANATOMY

「IMAGINATOMY」は「IMAGE(イメージ、表現、観念)」と「ANATOMY(解剖)」を組み合わせた造語。

mind_visuals

本展のタイトルどおり、作品の展示だけでなく、まるで彼女の頭の中をのぞき見るような「MIND VISUALS」のコーナーも用意されています。

そこでは、作品のメイキングフォトをコラージュしたラフスケッチが展示されており、その独自の発想の源泉に触れることができます。クリエイター必見のコーナーです!
 

独特の世界観

Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO / SS / 2012 ©Japan Fashion Week Organization

Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO / SS / 2012 ©Japan Fashion Week Organization

見たことのない組み合わせや、いつも目にしているものを違う何かに見立てることで生まれるナチュラルな違和感。彼女の作品は独特の世界観と、一度見たら忘れられないインパクトを持っています。

人気アートディレクターの想像の源泉に触れ、新たな刺激を受けてみてはいかがでしょうか。

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