新たな姿を見せた台湾の元酒工場「華山1914文創園区」
いま、エディトリアルデザインやファッションデザインなど、さまざまな分野において注目されている台湾。
今回は、その台湾北部にある、アートやカルチャーを体験できるスポット「華山(ファサン)1914文創園区」をご紹介します。
昔の日本酒工場の今
日本統治時代の1914年に台湾で創業した酒工場が、現在では台湾文化を感じることのできるエンターテイメントの場として新たな姿を見せています。
酒工場だった建物がアートやイベントの会場となり、2009年にはカフェやライブハウス、ショップなどが加わることで、いまでは若者や家族連れに人気のあるオープンモールのような雰囲気で観光地として有名になりました。
体験型の期間限定イベントが定期的に行われているようで、家族連れにも人気です。
若者の力
「華山1914文創園区」には、台湾の若者が大きく関わっています。
この酒工場は、1987年に放置されて以来、12年間ひそかに若者たちが忍び込み、壁画を描くような空間となりました。この若者たちの行動があったことで、いまでは放置されていた当時の壁画や剥がれてしまった壁など、昔の面影を残しながら、懐かしさと新しさが同時に感じられる空間へと展開しています。
さまざまなスポット
モノづくりができるカフェ「FabCafe」や、台湾のアーティスト「眼球先生」の雑貨ショップ「THE EYEBALL LOVES GLOBE」が立ち並び、そのほかにもデジタル美術館やギャラリーといった、アートやカルチャーを体験するスポットがたくさんあります。
写真で掲載している「逆さまの家」は7月22日(金)まで体験することができます。
7月1日(金)~12月18日(日)の期間では、親子で参加できる、木を使ったおもちゃや時計などをつくれる体験型のイベントが行われています。
そのほかにもたくさんのイベントが行われます。内容や期間などは華山1914文創園区のサイトをご確認ください。
華山1914文創園区について調べているうちに「台湾だけど、どこか日本のよう」という不思議な感覚で、馴染みやすい空間だと感じました。
ユニークでオシャレなスポットが充実した「華山1914文創園区」は、これからも進化を遂げていくこと間違いありません。
台湾を訪問される際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
華山1914文創園区
これまでも、これからも進化を遂げる華山1914文創園区
100 台北市中正區八德路一段1號
9:30~21:00