老舗和紙屋が運営する、伝統とユーモアが融合した和紙の専門店「うるわし」

「うるわし」を運営するのは、和紙の問屋として1948年に創業した株式会社オオウエ。創業以来、どうしたらひとりでも多くの方に和紙を使っていただけるのかを常に考えてここまで来たのだといいます。

株式会社オオウエの4代目候補、うるわしの店長を務める大上 博行さんは「小学校の時の書道で使った半紙以来、和紙に触れていないという方も多いのではないでしょうか。それではすごくもったいないんです。和紙を使うことで、デジタルにはない特別感が演出できたり、無機質になりがちな書類も一気に華やかになったり、“上質でユーモラスなコミュニケーション”をお手伝いできる、和紙はそんな素材なのです」といいます。

そんな思いを込めて、大上さんが2016年にオープンしたのが和紙専門のウェブサイト「うるわし」です。

職人さんたちの代弁者として

引用元:うるわし公式サイト

うるわしは、ただただ商品や紙を並べるだけのウェブサイトではありません。大上さんの思い=和紙職人さんたちの思いがストレートに伝わるよう、それぞれの商品ページにはどこで作られた和紙なのか、どんな思いが込められているのか、どんな場面で使うのがいいのかなど、さまざまな情報が記載されています。また「和紙と暮らし」「和紙のことを知る」などのよみもの記事を読むことができるので、和紙をより身近に感じることができます。

伝統×ゆるデザイン=ゆるディッショナル

そして注目したいのが、うるわしのオリジナルブランド「和紙田大學」。和紙とシュールなデザインを掛け合わせ、思わずクスッと笑ってしまうようなさまざまな和紙アイテムを提案しているブランドです。

こちらは、「フトッパラ」と名付けられたご祝儀袋。ご祝儀袋に大胆に描かれた縁起物の鯛や富士山のデザインに加え、極めつけは少女漫画のプロポーズシーン。一瞬「ありえないでしょ!」と思ってしまうデザインですが、その次の瞬間には、「誰に渡そう?」と考えてしまうような遊び心をくすぐりまくるアイテムです。

こちらは、ポチ袋「コレッポチ(札ザイル)」。商品名の時点ですでにつっこみどころ満載。説明文を読んでみると「壱万円札の「YUKICHI」、五千円札の「ICHIYOU」、千円札の「HIDEYO」で結成されたトリオ『札ザイル』。金融業界を席巻した三人が満を持して集結、かつてないグルーブが財布から飛び出します」とのこと。もう誰かに渡す予定はなくとも、この文章を読んだだけで買ってしまいそうになりますよね。

世界的にも注目されている伝統的工芸品にも関わらず、なかなか日常的に使うことない和紙。このくらいゆるい気持ちで取り入れてみてはいかがでしょう。「触り心地いいな」「インクのノリが最高!」など、和紙のよさを改めて知るきっかけになるかもしれません。