アート的要素と、熟練の職人技が光る錫製のバングル「TIN BREATH」

金属加工技術で名高い富山 高岡の金属加工メーカー株式会社ナガエ。機械部品をはじめ、仏具や茶道具まで手掛ける同社がライフスタイルアイテムに特化させたブランド「NAGAE+(ナガエプリュス)」を2015年に立ち上げました。

伝統と最先端技術の融合

「NAGAE+」は母体の株式会社ナガエにポジティブな足し算で様々な、人・モノ・ことが大きく成長していくことをコンセプトに名付けられました。日本のモノづくりを世界へと発信し続けてきた鶴本 晶子さんをブランドマネージャーに迎え、日本の伝統技術と最先端の技術を掛け合わせ、日本のプラットフォームブランドに昇華させることを目指しています。

「錫(すず)」ならではの特性に着目

酸化や腐食に強いことから、錆びない、朽ちない金属として、ながらく特権階級の人々だけが使うことのできる高級な酒器や茶器、飲食器として、そして神具のための素材として重用されていました。金属は硬いもの、という先入観がありますが、「錫」という金属は分子構造が粗いため、手でかるくひねっただけで、簡単に変形してしまうほどやわらかい素性を持っています。その特徴を活かして製作されたのが、バングルシリーズ「TIN BREATH」です。

ブレスレットやバングルは、サイズが合わずに購入を断念してしまうこともしばしば。しかし、99.99%の純度をもつ本錫なら、自由にお好みに合わせて調節が可能に。装着する時は、巻きつけて好きな場所で固定することができるので、ファッションやシーンに合わせて、手首や二の腕などにつけて楽しむのはもちろん、男性でもつけられるのがうれしいポイント。

ここまで薄く仕上げるために、職人によって新しい鋳造方法が考え出され、製品化するまでに至ったのだそう。表は伝統の越前和紙のテクスチャー、裏はイタリアで700年前から使われている水彩紙のテクスチャーが施されており、リバーシブルで使うことが可能。また、長さはすべて同じ(20cm)ですが、10mm〜60mmまでの5つの幅から選ぶことができます。幅の広いタイプなら、それひとつで品のある存在感を発揮してくれますし、狭いタイプの場合は、重ね付けを楽しむのもいいかもしれません。

熟練の職人による手仕事を感じながら、日々のファッションに取り入れてみてはいかがでしょう。

また、NAGAE+はファッションアイテムをはじめ、フェイシャルセルフケアツールやテーブルウェアなど、錫の特性を活かしたさまざまなアイテムも販売しています。どれも、側にあるだけで日常を豊かにしてくれるものばかり。ぜひ1度、“錫”を手にしてみてはいかがでしょう。新しい発見や気づきがあるはずです。

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