宮崎県日南市・飫肥杉再生プロジェクトから生まれたギフト「SUGIFT」

かつては、宮崎県日南エリアの経済を支えていた飫肥(おび)杉。近年は、安い輸入木材に押され急速に需要が縮小し、林業は衰退の一途を辿っていた。そのため、杉山が放置され環境は悪化、そして花粉が蔓延…という自体に。

過去のものにしないために

そんな状況から脱却しようと、2007年に結成されたのが「日南市役所飫肥杉課」。かつては地域資源だった飫肥杉をもう一度見直し、飫肥杉を中心とした街づくりを推進するため、市役所内で有志を募って結成されました。

さらに、飫肥杉林業を復活させようとしているそうした姿に多くの人が賛同し、地場産業、東京の大企業、デザイナーなど様々な職種の人々が集結。そうして誕生したのが、飫肥杉工芸品「obisugi design」です。

おおらかで素朴な飫肥杉の性質を活かしたシンプルでミニマルなobisugi designの家具はまたたく間に話題となり2010年にはグッドデザイン・日本商工会議所会頭賞を受賞しました。

日常のワンシーンを彩る飫肥杉

さらにその後、トレイや花器、玩具などのギフト商品を展開する「SUGIFT(スギフト)」を発表。

お祝いや何かの記念に贈りたいギフト選びはいつも悩んでしまうもの。入学、進学、就職、結婚、誕生日、記念日など…シーンは様々。SUGIFTは、ギフトを贈る多種多様なシーンに対応できるよう、日常にスッと溶け込む日用品から、遊び心溢れるアイテムまで幅広いラインナップが魅力です。

こちらは、飫肥杉の無垢材から削り出してつくられたトロフィー。優勝記念やお祝いごとには欠かせないアイテムですよね。オプションでレーザー文字を彫り込むことができるので、大会名や贈る相手の名前、感謝の言葉などを刻み込めば、世界にひとつの贈り物になります。

白い封筒を飫肥杉の板で挟み、水引で束ねられたご祝儀袋。結婚式やお年玉などでひと味違った贈り物を…と考えている方にはぴったり。もらった後もずっと取っておきたくなる思い出深いひと品になるはずです。のし紙は寿、御祝、無地の3種類がセットで入っています。

飫肥杉の薄い板を少し曲げたシンプルなトレイ。2枚の板を貼り合わせてつくられており、その1枚1枚は、職人の目利きにより選ばれているのだといいます。時折ゆらゆらと揺れるそのトレイは、まるで時間がゆっくりと流れているようなおだやかなひとときを演出してくれます。

さらにはこんなユニークなアイテムも。もともとは家具を注文してくれたお客様にお礼の葉書きとして出したところ、大変よろこばれたということから生まれたアイテムです。受け取った後も、インテリアの一部として飾っておきたくなりますね。120円切手を直接貼って、ポストに投函するだけなので、気軽に送ることができるのもうれしいポイントです。

丹念に手入れされた森で長い間育てられ、幾年月もの間、雨にも負けず風にも負けず生き抜いてきた飫肥杉。その表情も年の重ね方も、私たちと同じように個性があり、ひとつとして同じものはありません。2013年には、obisugi designとSUGIFTのアイテムを直接手にすることができる、飫肥杉のアンテナショップ「オビダラリー」がオープン。しなやかでやさしい飫肥杉を、直接触れて体感してみてはいかがでしょう。