古くなってしまったものを、新たな視点で蘇らせる「NEWSED」

無条件に心惹かれるカラフルな色使い、そしてキャッチーなデザインの雑貨たち。実はこれ、すべて本来捨てられるはずの廃材から生まれたものなんです。

NEW+USED=NEWSED

引用元:NEWSED

「古くなってしまったものを、新たな視点で見ることで、別の新しいものとして蘇らせる」をコンセプトに掲げた、アップサイクルブランド「NEWSED(ニューズド)」は2009年に始まりました。すべてのアイテムに、古くなってしまった素材や捨てられてしまうはずの素材を使用し、ストーリーや素材感を大切にして、NEWSEDのアイテムは作り上げられています。

ストーリーが感じられるアイテムたち

引用元:NEWSED

こちらは、色柄に特徴のあるアクリル端材を使用してつくられた、鍵などに取付けるタグプレート。アクセサリーの製作やオーダーメイドの アパレル用店舗什器やチャームなども手がけている工場から出た端材を使用しているので、様々な色や柄があるのはもちろん、生地が閉じ込められているものもあり「何の廃材なんだろう?」と考えるだけでも心踊るアイテムです。

引用元:NEWSED

「Seat belt bow tie」と名付けられたこちらの蝶ネクタイ。名前を聞いてピンと来た方も多いはず。そう、廃車工場で取り外されたシートベルトを使って製作されているのです。色や柄を見てもわかるように、実はシートベルトにはさまざまな色や生地の縫製方法があり、黒のシートベルトだけでも300種類以上あるといわれているのです。ハリのあるしっかりとした生地感も蝶ネクタイにぴったり。ほどよい光沢感が美しいので、パーティシーンなどでも活躍してくれそう。

引用元:NEWSED

こちらはなんと、学校の椅子の背板を利用したハンガーです。学校や塾などの机や椅子は、学期の変わり目のタイミングで、経年劣化した備品を新品と入れ替えられるのだそう。椅子の背もたれに制服の上着をかけていたという記憶、ないですか?そんな無意識の記憶をカタチにしたのがこちらのハンガーなんだそう。

品質に問題はないにも関わらず、使い道のないまま捨てられてしまう廃材をデザインの力で蘇らせ、日常的に使えるアイテムへと還元している「NEWSED」。これが、いま本当に必要とされるモノ作りのあり方なのかもしれません。

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