女の子の憧れ“リカちゃん”の魅力が詰まった『誕生50周年記念リカちゃん展』
2018年2月22日(木)〜3月28日(水)福岡市博物館にて開催中のテレビ西日本開局60周年『誕生50周年記念リカちゃん展』。
子どもたちとともに成長する企業、株式会社タカラトミー(当時タカラ)から誕生した、女の子の憧れ“リカちゃん”の歴史と活動、魅力をご紹介します。
親子で訪れたくなる本展
リカちゃん誕生の1967年から2017年に至る、50年分の想いが詰まった本展。会場には約580体のリカちゃんやその家族・友達、約70点のリカちゃんにまつわるアイテムが展示され、親子や幼少期の友人と懐かし楽しむ場が広がります。「50周年お祝いコラボリカちゃん」も今しか見ることができません。
パンタロンやカラス族、バブル、アイドル、その時代の流行を取り入れたリカちゃんは、日本を代表するファッションモデルのようです。
商品紹介に用いられるブックレット(小冊子)には、女の子の心を掻き立てるファッション雑誌のようなデザインがなされています。当時のパッケージからもグラフィックデザインの時代の流れを感じられ、あらゆる視点で興味をそそられます。
様々な職業の制服やアイドル姿、“可愛い”から“クール”まで着こなすリカちゃんは、幅広い年代の方を魅了してくれます。
佐藤 安太さん
タカラ創業者でリカちゃんの生みの親、佐藤 安太さん。
本展に展示されている『開発ノート』(執筆は当時の開発担当者・小島 康宏氏)には、眉の形や髪の色、目を二重にするかなど、貴重なリカちゃんの原点が記載されています。
アイデア誕生から世にでるまでのストーリーを紹介した4分の映像も本展では観ることができますよ。子供達の笑顔を増やしたいという思い、社運をかけた一大企画であること、リカちゃん誕生までの試行錯誤の様子が描かれたショートムービーです。
現在活躍しているリカちゃん、実は4代目。
50年の時代の流れに合わせ、ヘアスタイルや顔立ち、ボディラインなど、複数回の変化を遂げてきました。忠実に現代を表現するこだわりが、佐藤さんからリカちゃんファンへの愛情なのかもしれません。
公式サイトでは、4代目リカちゃんが1967年から1年ごと、さまざまな人物になりきる姿が見られ、お茶目な一面に釘付けになりますよ。
タレント“香山リカ”
フランスと日本のハーフ 香山 リカ(通称:リカちゃん)。幼くも上品な表情と、なんでも来こなしてしまうスタイルの良さで、カジュアルからフォーマルまでファッションの幅は無限大です。
TwitterやInstagramなどのSNSの展開も行い、タレントとして活躍するリカちゃんは、チャルメラや、かどや、GODIVA、ASIENCEなど雑貨から食品、アパレルまで、様々なコラボレーションを展開するなど、活躍の場を広げています。
本展で見ることのできる博多織の着物を着こなした福岡会場限定リカちゃんは、とても美しい姿で「博多美人」という言葉を誇りに思うほどです。
ヘアアレンジやアイテムを変えるだけでまったく違う雰囲気を生み出すモデル リカちゃんからは、おしゃれの楽しみ方を学ぶことができ、まさに女の子にとって憧れの存在ではないでしょうか。
未来のリカちゃんの姿も楽しみですね。本展をきっかけに、福岡でのさらなる活躍にも期待です。
博物館内の階段踊り場には、西南幼稚園の園児たちによるリカちゃんの塗り絵が飾られています。園児たちの描く個性あふれるリカちゃんにとてもほっこりしますよ。