動きを音に変える、新時代の楽器アプリケーション「KAGURA」
何にも触れることなく、体の動きに反応して音を奏でる新世代の楽器アプリケーション「KAGURA」をご存知でしょうか。
8月25日(木)まで、クラウドファンディングサイト「KICKSTARTER」にて、KAGURAの製品化に向けた資金調達プロジェクトが進行中です。
誰でも簡単に
KAGURAを開発したのは、福岡にある株式会社しくみデザインの代表取締役であり芸術工学博士である中村 俊介さん。
昔から楽器が苦手だった中村さんは、楽しそうに楽器を演奏する友だちの姿を見る度に、自分でも演奏できる楽器があったらと常々思っていたそうです。
そんな思いがきっかけで、大学院生だった2002年にメディアアートプロジェクトとしてKAGURAの原型を制作。その後、PCスペックやカメラやインターネットの普及率など時代が追いつくのを待ち、14年という歳月を経て、現在KAGURAの製品化に向けた開発を進めています。
感覚的に楽しめる
KAGURAの使い方はとても簡単。
アプリをダウンロードしたPCを使って、音とアイコンを組み合わせた“楽器”を画面上に配置し、カメラの前で楽器に触れる動きをするだけで、楽器に設定した音が流れます。
体を動かすだけで音を奏でることができるので、音楽経験の有無も、得意不得意も関係なく、自由に演奏を楽しめます。
アイコンの読み込み、配置、音の割り当てといった主要な作業はすべてドラック&ドロップで行なうことができ、音の鳴るタイミングは自動的に調整されるなど、感覚的に楽しめる仕組みが満載です。
KAGURAはMIDI規格(電子楽器の演奏データを機器間でデジタル転送するための世界共通規格)に対応しているため、お気に入りのDAWやDJ機器と連携して演奏ができ、制作した楽曲は世界中に配信することもできます。
KAGURAの奥深さ
KAGURAは、誰にでも簡単に楽しめる反面、極めようと思えばどこまでもテクニックを追求できるという奥深さも持っています。
IntelのRealSense 3D Cameraというカメラ搭載のPCを使用すれば、ハンドジェスチャーを使ったコントロールが可能になり、また、サウンドデータを作り込むことで、自分の音楽を好きに演奏するといった使い方もできます。
これまでにない演奏体験ができるだけでなく、初心者から上級者まで自分のレベルに合わせた楽しみ方ができるのも、国内外から広く注目を集めている理由の1つかもしれません。
広がる可能性
動きを音楽に変換するKAGURAは、ダンスの動きを音楽に変えたり、ステージで用いればこれまでにないライブパフォーマンスが展開できるなど、音楽の可能性をどこまでも広げてくれそうです。
OSはWindows/Macに対応しており、一般販売は2017年4月の予定。
8月25日(木)まで支援受付中のKICKSTARTERにて、商品を含むコースで支援をされた方には、一般販売に先駆けてKAGURAがお手元に届きます。
サウンドや画像のサンプルが入っていないKAGURA Minimal Packは$30、基本的なサンプル入りですぐに使えるStarter Samples Packは$60と、手の届く価格設定なので、気になる方はこのチャンスをお見逃しなく!
KAGURA
KAGURA Minimal Pack $30
Starter Samples Pack $60
Premium Samples Pack $120
※一般販売は2017年4月予定